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2013/03/13 (Wed) ダイ・ハード ラスト・デイ(映画館で鑑賞)

ダイ・ハード ラスト・デイ

原題   A Good Day to Die Hard
公開   2013年(アメリカ)
上映時間 98分

監督   ジョン・ムーア
製作   アレックス・ヤング/ウィック・ゴッドフリー
脚本   スキップ・ウッズ

出演   ブルース・ウィリス  ···ジョン・マクレーン
     ジェイ・コートニー  ···ジャック・マクレーン
     セバスチャン・コッホ ···ユーリ・コマロフ


あらすじ
 ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンは、遠くロシアの地で警察沙汰のトラブルを起こした息子ジャックの身柄を引き取りにモスクワへ降り立つ。しかし、到着早々にテロ事件に巻き込まれたことをきっかけに、大物政治家や大富豪、軍人らが暗躍する巨大な陰謀を壊滅させるためジャックとともに奮闘するはめになる。





評価:1.5点(5点中)


レビュー
 さてあの人気シリーズ「ダイ・ハード」もいよいよ5作目だ。過去4作はどれも共通して荒唐無稽だが、非常に楽しめる快作ばかりだった。もちろん今回もそうに決まっている。

 まず良い所を挙げよう。1つ目はジョン・マクレーンをまたスクリーンで見られること。なんだかんだ言ってブルース・ウィリスは良い。2つ目は息子のジャックがまあまあ良いこと。ぼやいてばかりの父親には敵わないが、彼の息子であることは一目見れば分かるし、彼との掛け合いも時々面白い。





 以上。それだけである。たったそれだけしか、この映画に長所は無い。後はすべてゴミの詰め合わせも同然である。
 まず脚本が酷すぎる。確かにダイ・ハードは荒唐無稽だが、バカではない。脚本家は何を勘違いしているのか、とりあえずアクションシーンさえあれば、とでも思っているのだろうか。ストーリーのテンポ、登場人物の台詞、何もかもがダサくてつまらない。(まあこの脚本家の経歴を見ればそれも納得だが。)
 
 次に、敵のの存在感の無さ。「ダイ・ハード」の敵は記憶に残る奴なのがお決まりのはずだ。「ダイ・ハード(1)」のハンス・グルーバーは言わずもがな、「2」「3」はもちろん「4.0」でさえ、自尊心の強い強烈なキャラクターばかりだった。今回は大まかに2人の敵がいるのだが、どちらもびっくりするほど魅力が無い。初めの方はステレオタイプな悪徳政治家を演じていて、(オーバーだが)悪くはない。しかしあまりにも出番が無さ過ぎる。真の敵の方に至ってはなぜ今更登場するのかよく分からない。今までのシリーズ同様、敵には真の目的があるのだが、そんなところで種明かしされても意味が無い。糞みたいなストーリーが面白くなる訳でもあるまいし、そもそも舞台が舞台だから、突飛すぎて笑うに笑えない(見た人なら分かるはずだ)。

 そして何よりも罪なのが、監督がまったく「ダイ・ハード」がなんたるかを理解していないことだ。それもそのはず、監督は“あの”ジョン・ムーアである(知らないと思うが)。一見スタイリッシュなアクションシーンも、彼の手にかかればすべてが無味乾燥な場面に早変わり。そう、「ラスト・デイ」のアクションシーンはびっくりするほどアドレナリンが出ないのだ。これでもかとばかりに、車は衝突を繰り返し、銃弾は飛び交い、爆発は途切れること無く繰り返される、にも関わらずだ。これだけ用意するならもう少し面白くても良いのでは。
 第一、スタイリッシュ(笑)な映像感はまったく「ダイ・ハード」に似合わない。オープニングからして明らかに「ダイ・ハード」じゃない。タイトルがでっかく出ることも無く、片隅にスライドインするだけ。今時のアクション映画にありがちな手ぶれ映像やスローモーションを駆使して頑張ってはいるが、どれもこれも「ダイ・ハード」にそぐわない。
 それにジョン・マクレーンの戦い方がただのランボーと化している。今までの彼は1人で(時には2人で)自分よりも有利な敵に対し、様々な作戦を凝らすことで勝つことができた。「4.0」のときなんかハイテクにローテクが勝つのだ。これぞまさに“マクレーン”だろう。それなのに「ラスト・デイ」の彼はひたすら銃器をぶっ放し、戦闘中にぼやきすらしない。しかもそのぼやきはかなり少なく、息子との絡みもほとんどが面白くない。
 それもそのはず。今までのマクレーンは毎回事件に巻き込まれて、やむを得ず戦いを始めてきた。今回は事件を起こした息子を自ら助けにいく。その後も明らかに自分から首を突っ込みにいっている。劇中、幾度となく「親子の愛」が全面に押し出されるが、はっきり言って説得力ゼロだ。

 要するに「ラスト・デイ」は「ダイ・ハード」の名を借りた、ジョン・ムーアお得意のB級スタイリッシュ(笑)ゴミアクション映画なのである。主演にブルース・ウィリスを据える必要性が感じられない。日本ではこれがナンバリングタイトルじゃなくてよかった。ソフト化する際には「ダイ・ハード番外編:ジョン・マクレーンの愉快な(笑)休日」あたりに改題してくれれば助かるのだが。そうすれば多くの人がこの馬糞てんこ盛り映画を見ずに済むだろう。

 そしてこれが「ラスト」にならないことを心から願っている。

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2011/02/11 (Fri) アイ・アム・サム(家で鑑賞)

アイ・アム・サム

監督 ジェシー・ネルソン
出演 ショーン・ペン
   ダコタ・ファニング
   ミシェル・ファイファー

評価 Lv.1.5(5段階中)

レビュー
 その昔、僕はこの映画で初めて「号泣する」ということを覚えたと思う。そのぐらい当時は感動したのだ。
 だが、今見ると脚本の甘さが際立って涙腺はピクリとも刺激されなかった。
 いや、正確に言うと途中までは結構ぐっと来た。法廷でサム(ショーン・ペン)が証言するところまでは。それさえも「結構」泣きそうになったという程度だ。なぜこのような不可解な現象が起きたのか?理由はいくつかある。

1.僕に純真さが欠けている。
2.ルーシー(ダコタ・ファニング)を保護しようとする人々を悪者に描きすぎ。
3.最後の終わり方の締まりのなさ。
4.ダコタ・ファニングが演技過剰。


 まあ、1番はしょうがない。成長していろいろ知ってしまったからさ・・・といってもサムとルーシーが児童保護局の職員によって引き離されるシーンは泣きそうになったが(当時はここでメチャクチャ泣いた)。
 ショーン・ペンの演技そのものは悪くない。というか良い。サムの人の良さ(本人は暴れん坊将軍なのに)がよく出ているし、友達といても全く違和感がない。ミシェル・ファイファーも良い。この映画の中で唯一の「うざくならない程度の嫌な奴」をうまく演技している。だから、観客もヒステリックな彼女でも応援したくなる。だが。
 2番。どいつもこいつもものすっごく悪人に見える。法廷でリタ(ミシェル・ファイファー)と争う検事なんか「人じゃない」ように見える。現実はそんなわけがない。その点、劇中でも出てきた「クレイマー、クレイマー」は現実的。3番においても同じことがいえる。非現実的なのだ。だから敗訴してしまうシーンでは泣けるのにルーシーの母親が家を訪ねるシーンは全く泣けない(クレイマーのぱくりなのに)。
 4番は・・・うん。そのまま。ルーシーが賢すぎて「お前、IQすでに中学生だろ」みたいでうざいを通り越して怖い。まあ芦田○菜みたいなホントのぶりっこ演技よりはマシだが。

 ただ、劇中に流れるビートルズの楽曲は最高だった。あと会話の中にちょくちょくビートルズや映画の話が入ってくるのが楽しい。

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3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
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