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2012/03/18 (Sun) ポエトリー アグネスの詩(映画館で鑑賞)

ポエトリー アグネスの詩

監督 イ・チャンドン
出演 ユン・ジョンヒ
   イ・ダウィット
   キム・ヒラ

あらすじ
 釜山で働く娘に代わり中学生の孫息子ジョンウクを育てる66歳のミジャは、ふとしたきっかけで詩作教室に通い始めるが、その矢先に自分がアルツハイマー型認知症であることが発覚する。さらに、少し前に起こった女子中学生アグネスの自殺事件にジョンウクがかかわっていたことを知り、ショックを受けたミジャは、アグネスの足跡をたどっていくが……。

評価 3点(5点中)

レビュー
 あらすじを見ると非常に興味をかき立てられる。しかし正直言って期待はずれだった。素材は良いのに、色々使いすぎてダメにしている。そんなところだろうか。
 脚本は良くできている。ある一つの事件に孫が関わっていたことを知った祖母が内なる衝撃を抱えて、静かに物事を見つめていく様は鬼気迫るものがある。だが祖母のミジャの設定を色々と盛り込みすぎなのだ。「孫と暮らし自分の娘(すなわちジョンウクの母)はろくに仕送りもしてこない」という設定だけで十分なのに、そこにアルツハイマーやらヘルパーとして働く話やら詩の教室に通うやら。どれもこれも中途半端でなぜそれが必要だったのか理解しかねる。特にアルツハイマーは全く必要ない。リアルさを求めるために盛り込んだのかもしれないが、これは映画だ。あくまでもフィクションであり、映画の中で必要な情報だけを観客は求めている。
 だから時折挿入される登場人物の詩の朗読シーンはとても煩わしい。そんなものはせいぜい1つや2つで済むのに、何回もそういった場面がある。
 主人公の性格も嫌いだ。自分は直接関係ないのに、事件の荒波に巻き込まれる「かわいそうな」役どころのはずなのに、全然そういう気持ちが起こらない。前半部分で婆さんなのに微妙にかわいこぶるから腹が立つ。はっきり言って駄目な人なのだ。周りの人間の方が共感を呼ぶ。事件をなかったことにしようとする親、事件を忘れようとする子供、自殺した女子中学生の母親。なのに主人公が鬱陶しい。(ただし後半部分は前半との落差もあり最高だ。)
 ここまで散々けなしたが、俳優陣は素晴らしい。主演のジョンヒも悲しみを抱えた初老の女性を演じきっていた。
 コンセプトが良い分、欠点が目立ってしまった。上映時間も実際よりも長く感じられた。エンディングはとても気に入ったのだが。

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2012/02/18 (Sat) ブラッド・ダイヤモンド(家で鑑賞)

ブラッド・ダイヤモンド

監督 エドワード・ズウィック
出演 レオナルド・ディカプリオ
   ジャイモン・フンスー
   ジェニファー・コネリー

あらすじ
 ダイヤの密売人であるダニー・アーチャーは、巨大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモンという男の存在を知る。一方、ジャーナリストのマディーは、反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を探っていた……。

評価 3点(5点中)

レビュー
 まず映画としての感想から述べたい。良くできたアクション映画だ。一つのダイヤモンドを求めて人間達が奔走する姿が生々しく描かれていて、見せ場もきちんと作られている。立場の違う2人の男が少しずつ心を通わせていく過程も丁寧で、最後のシーンも感動できた。
 だがこれは「社会派映画」をきどったハリウッド製アクション映画には変わりない。
 まず上げられるのが、登場人物の薄っぺらさ。RUFに村を襲われるソロモンには家族を思う力強さが脚本の時点で吹き込まれている。だが他の人物、アーチャーやマディーは陳腐極まりない役だ。
 ダイヤモンド密売人アーチャーは開始30分ぐらいまでは「死の商人」らしく、平気で反政府軍に武器を売り渡す。ピンク・ダイヤの情報を手に入れたときもあくどい顔で、どうにかしてソロモンからダイヤの場所を聞き出そうとする。これこそが戦争を食い物にしてる「善意のない」人間ではないか。それなのにソロモンが家族を探しだそうとした途端、情にほだされていつの間にか善人そのものになっている。これのどこが密売人なのか。彼を育てたコッツィー大佐の「良く生き残れたな」という言葉が身にしみるだろう。
 ジャーナリストのマディーも酷い。シリアスな「社会派」映画にどうでもいいメロドラマ的要素を持ち込んで、せっかくの脚本をこのキャラクターが台無しにしている。
 所々リアリティに欠けるのも難点だろう。密林の中で子ども達を再教育している教師が、少年兵達に気安く話しかけて撃たれるシーンがある。こんなことありえないだろう。いくら子供でも相手は銃を持った人間だ。危険なことぐらい百も承知のはず。こいつは「どんな悪人でも時には善意を持つ」みたいな「名言」を残して早々に退散する。さらに、先ほども上げたアーチャーの人物設定もこれに同じ。いくら密売人だからと言ってダイヤを探すために、仲介人も無しで現地には行かないだろう。大体、昔傭兵だったという設定だからといって一人で銃弾が飛び交う場所に突っ込ませるのはどうかと思う。
 しかし時にこの映画は嫌悪感を抱くほどの生々しい事実を浮かび上がらせる。RUFが「人民解放」を語ってその人民を容赦なく殺戮する場面、昔ながらの拷問法に乗っ取って腕を切り落とす場面。特にリアルなのが捕らえた子供の兵士かだろう。大声でがなり立てて、自らを強い兵士だと鼓舞させる。子供をなじって暴力をふるい、その反面甘い言葉で洗脳していく。完全に危ない宗教団体の洗脳方法と一致している。じつはこれらの「少年兵」の問題はRUFに限ったことではなく、シエラレオネの政府軍も同等のことをしているのだ。まさに全員狂っているとしか言いようがない。
 俳優達の演技も素晴らしい。ディカプリオは相変わらず訳にのめり込み、ソロモン役のフンスーは目で感情を語ることが出来る。コネリーは戦場におけるジャーナリストの微妙な立ち位置を繊細な演技で上手く表現している。
 社会派を気取らなければ「リアルなアクション映画」で済んだはずだった。映画としては面白いので見てほしい。だが一つだけ知ってもらいたいのは「現実はこんなものじゃない」ということだ。

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2012/02/12 (Sun) J・エドガー(映画館で鑑賞)

J・エドガー

監督 クリント・イーストウッド
出演 レオナルド・ディカプリオ
   アーミー・ハマー
   ナオミ・ワッツ

あらすじ
 1924年、FBIの前身である捜査局BOIの長官に任命され、35年にFBIへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任したJ・エドガー・フーバーは、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、FBIを犯罪撲滅のための巨大組織へと発展させていった。しかし、多くの功績を残した一方で、時に強引な手腕が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた……。

評価 3点(5点中)

レビュー
 クリント・イーストウッドがFBI初代長官フーバーの伝記映画を作ると聞いたとき、期待で胸が高鳴った。だからそういう意味で今回のは期待はずれだ。
 まずストーリーの内容に欠陥がある。フーバーについて語るなら切り口は色々あるだろう。例えばフーバーを「極悪非道な支配者」として描くのか、それとも噂されていた彼のホモ・セクシュアリティについて語るのか。だがこの映画はどっちつかずだ。一つの側面として描くことにより映画に偏りが生まれるのを恐れたらしい。ある意味でそれは成功しているとも言える。第三者的視点で彼を見ることで観客に自分の考えを押しつけないで済んでいるからだ。だがそれは映画の面白さとは別だ。だから感情がこみ上げてきてもそれは最後までピークを迎えない。
 そして映像、メイク、セットなどにも酷い部分がある。映像は重厚感を出そうと全体的に暗い映像に仕上がっている。その映像が見事に功を奏す(フーバーが母親をおもって泣くシーンなど)ときもあるが、一部で急に安っぽい仕上がりになる。大統領の凱旋シーンなど最悪だ。まるでテレビのドキュメンタリーの再現映像でも見ている気分になる。フーバーの周りの者が年を取ったときのメイクも見るに堪えない。特にアーミー・ハマー演じるトルソンの顔面は粘土がべったり張り付いているかのようだ。だがこれがフーバー自身ではものすごく上手くいっている。それも類を見ないぐらい。年の取り方も自然で、まるでディカプリオ自身が本当に年を取ったかのように錯覚する。
 ここまで散々批判してきたが、僕自身は実を言うとこの映画が結構好きだ。フーバーの伝記と言うことはアメリカの近代史を追っていることになり、それが過去と未来を織り交ぜながら描かれている点が最高だ。役者達の演技力も上記に上げた欠点をカバーできるほどに素晴らしい。アーミー・ハマーはうちに秘めたエドガーへの思いを隠しながら、忠実な部下を見事に演じている。レオナルド・ディカプリオに至ってはここ数年の中で一番の演技かもしれない。自意識過剰な正義感を持ち、それでいて人一倍弱い部分をも兼ね備えるフーバーになりきっている。特に醜い姿になり自分の老いを嘆く晩年の哀愁漂う演技には見応えがある。彼のおかげで映画の質を損なわずに済んだようなものだ。
 他の人に「面白いよ」といって勧められる映画ではない。フーバーの人生も結局は謎のままだ。だが誰よりもアメリカという国を体現するこの男の伝記映画として合格ではないだろうか。色々と惜しい映画だった。

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2011/09/20 (Tue) きみに読む物語(9月19日に家で鑑賞)

きみに読む物語

監督 ニック・カサヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング
   レイチェル・マクアダムス

あらすじ
 認知症を患い過去を思い出せずにいる老女と共に、療養施設へ入寮しているデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせている。物語は、1940年のアメリカ南部シーブルックを舞台にした、青年ノアと少女アリーのひと夏の出来事であった。

評価 3点(5点中)

レビュー
 ブルーバレンタインを見てから僕はライアン・ゴズリングに注目し始めて、この作品を見た。
 結論から言うと、感動する。でも共感はしない。だから心からは感動できなかった。
 基本的にノアとアリーの恋の話を中心に物語は進んでいく。そしてその話を読んでいる老人と老女は一体どういう関係なのか、観客は考えていくことになる。この構成は巧みで、良くできていると思う。ストーリーそのものも悪くない。ノアとアリーの話も良いのだが、何事も過剰な気がする。そしてこの手の映画を見て僕がいつも思うことなのだが、「ヒロインがわがままだなあ」とやはり思った。というかノアが優しすぎる。「自分が勝手に他の男にほいほいついていった癖に何様だお前は。ノアがかわいそうだろ」という感情を抱いてしまって、微妙にイライラする。
 その点、2人の老人の話はより感傷的でグッとくるものがある。認知症によりすべてを忘れてしまった老女を見るデュークの目には悲しみとともに、「いつか直る」という希望の光も見える。ここに究極の繊細さがあり、僕は感動した。
 全体としてはよくある恋愛ものだとは思う。ちなみに家族と一緒に見たのだが、親は号泣していた。ラブストーリーが好きな人、またはある程度年を取った夫婦愛を知っている人なら名作に認定するかもしれない。

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2011/08/16 (Tue) ウォッチメン 劇場公開版(家で鑑賞)

WatchmenPosterFinal.jpg

監督 ザック・スナイダー
出演 ジェフリー・ディーン・モーガン
   ジャッキー・アール・ヘイリー
   ビリー・クラダップ
   パトリック・ウィルソン
   マリン・アッカーマン
   マシュー・グッド

あらすじ
 ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウォッチメン”と呼ばれる監視者の存在があった。しかし、1985年のニューヨーク、米ソ間の緊迫状態が続く中、政府により活動が禁じられていたウォッチメンの1人、エドワード・ブレイクが暗殺され……。

評価 3点(5点中)

レビュー
 ウォッチメンというコミックを読んだとき,僕は今までに受けたことのない衝撃を受けた。だからそれを映画化したこの映画にももちろん期待していた。でもはっきり言って期待はずれだった。
 映画としての完成度はすこぶる高い。ザック・スナイダーの映像美は今回も光っている。スローモーションを多用したアクションシーンはかっこいい。キャラクターたちもまるでコミックから抜け出してきたようだ。
 でもなぜか心から楽しめなかった。完結に言うと,コミックの世界感を描ききれてないのだ。あんな分厚い小説みたいなマンガを映像化しろという方が無理だ。5時間あっても無理かもしれない。頑張ってコミックと同じように描こうとはしているものの,そのせいで逆にストーリーが冗漫に見える。もともとアクションシーンが多いわけでもないからさらにだらだらしているように見える。特にDr.マンハッタンが地球を去ってからはひどい。
 しかし評価すべき点はたくさんある。先ほども言った映像のほかに,サントラも秀逸だ。主に60年代~70年代の名曲たちをバックにあのモノトーンのハッキリした映像が流れると最高だ。それに最後の方を映画オリジナルの展開にしたところは良かったと思う。別にコミック版の方が悪いというわけではないが,いかにも「コミック」なのでこのストーリーを選んだのは正解だろう。
 日本では発売されていないアルティメット・カット版(3時間35分)もあるらしい。そちらへ期待するということで,3.5点にした。

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3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
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