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2011/04/24 (Sun) チャーリー(家で鑑賞)

チャーリー

監督 リチャード・アッテンボロー
出演 ロバート・ダウニー・Jr
   ジェラルディン・チャップリン
   ダン・エイクロイド

あらすじ
 映画の黎明期に数々の作品を作り上げ、「喜劇王」の異名をもつチャールズ・チャップリンの自伝を元に彼の人生を描き出す。

評価 3.5点

レビュー
 チャップリンと言えばおそらく誰しもがあの「山高帽をかぶり杖を持ったちょび髭の小男」を思い出すだろう。この映画はそんな彼の「真の姿」を見せている。
 この中で描かれているチャップリンの素顔は「女たらし」で「精神的に参っている」「自尊心の高い」「気難しい男」だ。要するに、真の彼は喜劇的ではない。そして天才でもない。物語の終盤に自伝の執筆者(映画のみに登場する架空の人物)にチャップリンはこう答える。「天才でないことが悲しい」。そう、彼はただのロリコンでも共産主義者でも天才でもなかった。普通のコメディアンなのだ。このシーンに彼の本質が現れているだろう。
 途中、伝記物にはありがちな冗漫なシーンが多々ある物の最後のシーンは見る人の心を打つ。チャップリンという人物を描いた初めての作品としては一見の価値がある。

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2011/04/22 (Fri) トッツィー(家で4月22日鑑賞)

トッツィー

監督 シドニー・ポラック
出演 ダスティン・ホフマン
   ジェシカ・ラング
   テリー・ガー

あらすじ
 40歳になろうかという俳優のマイケル・ドーシーは、その完璧主義が災いして周りと上手くいかず、どこからも雇ってもらえなくなってしまう。4ヶ月仕事がなかったある日、演劇の生徒サンディが病院を舞台にしたソープ・オペラのオーディションを受けるというので着いて行くが、サンディは落とされてしまう。翌日金が必要なマイケルは女装し、"ドロシー・マイケルズ" としてそのオーディションに受かってしまう。

評価 5点5点中)

レビュー
 別にフェミニズム映画というわけではない。かといって、男至上主義の映画に落ち着いているわけでもない。
 この年、ダスティン・ホフマンはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのだがその時のコメントが
「女になったことで女の気持ちが分かった」
と。この言葉に「トッツィー」が伝えたいメッセージがこもっている。人間はまず初めに「男」と「女」の二種類がいる。これは決して差別ではない。大きくなればなるほどこの差は歴然としてくる。良い例として「中高校生からは男女は体育を別々にする」と言う事実。これは生物学上しょうがないことである。だが、それとは関係なく人は男女をそれぞれステレオタイプな型にはめがちである。要するに男と女には別々の役割があるという考えだ。
 マイケル・ドーシーはドロシー・マイケルズになることでその問題に直面する。しかし彼は中身は男である。オーディションの役柄の関係上、強い女を演じることになるドロシーは私生活でも男に屈しない女を「演じる」のだ。彼(彼女?)の活躍により、私生活の上でも周りの人々はどんどん変わっていく。もちろん問題はいろいろ起きる(というより問題がいろいろ起きていくのがこの映画の面白いところなのだが)。それでもドロシーという「自分を欺かない女性」を演じ続けるマイケルには滑稽さと同時に哀愁もある。
 こんなに笑ったのも久しぶりだが、こんなにしっかりとしたメッセージを持った作品もそうそう無い。人間は男と女の二分化ではないのだ。一人一人がそれぞれ存在している。そんな普段忘れがちなことを思い出させてくれる文句なしに素晴らしい映画だ。

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2011/04/17 (Sun) ファンタスティック Mr.Fox

ファンタスティック Mr.Fox

監督 ウェス・アンダーソン
出演 ジョージ・クルーニー
   メリル・ストリープ
   ジェイソン・シュワルツマン

あらすじ
 意地悪で愚かな金持ちの農場主3人の裏をかいて、農場のニワトリやアヒルを失敬する頭のいい父さん狐と、その家族を描く。

評価 4点(5点中)

レビュー
 これほどシニカルで子供向けとは言い難いアニメもなかなか無いだろう。個人的にはロアルド・ダールの作品の映画化作品では一番彼の世界観を再現していると思う。ウェス・アンダーソン得意の一見変わった家族のストーリーがサブストーリーとしてある。というよりはこちらがメインである。父さん狐は泥棒家業が辞められない「野生の本能」に忠実なキツネ。母さん狐は「元尻軽女(ネズミ談)」。息子のアッシュは出来損ないのチビで根性がひん曲がった糞ガキ(彼がキャラの中では際立っていて最高)。いとこのクリストファーソンは天才でアッシュよりも何かとできが良い。
 こんな彼らの再生物語でもあるのだ。ストーリーは最高のエンディングを迎えることは見ているうちに誰でも分かるだろう。だが観客にはこびていない。あくまでも考え得る限り最高のエンディングなのだ。ストップモーションアニメにはなぜか秀作が多いが、その中でもトップクラスの面白さだ。

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2011/04/17 (Sun) イリュージョニスト(映画館で鑑賞)

イリュージョニスト

監督 シルヴァン・ショメ
声の出演 Jean-Claude Donda
     Eilidh Rankin

あらすじ
 舞台は1950年代のパリ。初老の手品師タチシェフは、場末のバーで時代遅れの手品を披露しながら細々と暮らしていた。ある日、スコットランドの離島にたどり着き、そこで貧しい少女アリスと出会う。タチシェフを魔法使いだと信じこみ慕うアリスと、生き別れた娘の面影を重ねるタチシェフ。2人はエジンバラで一緒に暮らし始めるが……。

評価 5点5点中)

レビュー
 文句なしに素晴らしい映画だ。基本的に登場人物が台詞を話すことはあまりなく、まるでチャップリンの映画のようである。主演のマジシャン、アリスはもちろん脇役にまで丁寧にスポットライトを当てている。アリスに夢を与え続けようとするマジシャンの苦しい現実の対比が鮮明に描き出される。表舞台では喜劇的なキャラクター達の末路は哀愁に満ちあふれていて、胸が苦しくなるほどだ。'50年代のスコットランドの風景も正確に描き出していてアニメーションなのに景色がものすごくきれいだ。
 80分と短い映画だが、そこには喜劇と悲劇がこれでもかと詰まっている。ヨーロッパ映画の良さを改めて思い知らされた。

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2011/04/10 (Sun) アクロス・ザ・ユニバース(家で鑑賞)

アクロス・ザ・ユニバース

監督 ジュリー・テイモア
出演 ジム・スタージェス
   エヴァン・レイチェル・ウッド
   ジョー・アンダーソン

あらすじ
 1960年代、父を探しにリバプールからアメリカに渡ったジュードは、カウンターカルチャーやミュージシャンとの刺激的な生活に出会い、親友マックスの妹ルーシーと恋に落ちるが、ベトナム戦争の激化で仲間たちはバラバラになっていく……。

評価 3.5点(5点中)

あらすじ
 ミュージカル映画としての完成度が高いかというとそういうわけではない。基本的に人物描写は浅く、ベトナム戦争などへの苦悩はあまりきちんと描かれていない(群像劇というとらえ方だから仕方ないが)。だがこの映画にはパワーがある。というかビートルズをサントラに使っている時点で最高。ビートルズは基本的にカバーしか使えないのを逆手にとって新しく生まれ変わらせている。そして映像構成が巧みで、見ていると映画の中に引きずり込まれる。すべての時において曲が流れ出したときが毎回クライマックスだ。演技そのものよりもそのシーンにすべてが詰まっている。はじめは恋の物語から60年代特有のドラッグ、戦争にまみれた時代へと物語は展開していく。だが主役のジュードが最後にこう歌うのだ。
愛こそはすべて」と。


追記
 随所に詰め込まれているビートルズ関連の小ネタも楽しめる。登場人物の名前はもちろん、会話や映像の中にもあるので探してみてはいかがだろうか。それとある大物ミュージシャンが登場しています。

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