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2012/01/31 (Tue) ウォール街(家で鑑賞)

ウォール街

監督 オリバー・ストーン
出演 マイケル・ダグラス
   チャーリー・シーン
   ダリル・ハンナ

あらすじ
 一攫千金を夢見る若き証券マン、バドは、業界のフィクサー的存在である大富豪ゲッコーに取り入ろうと必死だった。父の勤める航空会社の情報を流したことによって、その夢はかなえられ、バド自身も大金を手にするが……。

評価 4点(5点中)

レビュー
 一昨年に続編が公開された映画である。この映画自体はよく知られており、耳にしたことはあったが見たことがなかった。では実際にどうだったか。
 まさにあらすじ通りである。金に目がくらんだ男が金持ちにインサイダー取引を教え込まれて、挙げ句の果てに父親の会社にまで手を出してしまう。前半はバドがゲッコーに気に入られようとおべっか使うシーンが続く。若干、チャーリー・シーンがまだ若いせいか演技力も足らず飽きが来そうになる。しかしあのマイケル・ダグラスがいる。ネットリとした悪役を演じさせたら並ぶものはいない。現に彼が演じたゲッコーに影響されて投資家になった人間がアメリカには結構いるらしい。ゲッコーが本当にいたら、自分も確実にだまされているだろう。現実に悪魔がいるとしたらまさにゲッコーのことだ。倫理観など皆無、金のことにしか目がない。それでいて戯画化されたキャラクターにならないのはダグラスのおかげだろう。
 後半、バドがゲッコーにだまされてからは一気に加速する。父の会社を救うために奔走するバドの姿は(一度道を踏み外したとはいえ)正義を象徴している。彼がゲッコーを出し抜くことを期待せずにはいられない。もちろん彼自身もインサイダー取引に手を染め、ゲッコーの共犯者には変わりない。しかし最後のシーンは過剰な資本主義から目覚めた彼の姿がある。
 20年前の作品だが、今もなお訴えかけるパワーに衰えはない。もし株取引に興味があれば是非見て欲しい。

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2012/01/30 (Mon) シン・レッド・ライン(家で鑑賞)

シン・レッド・ライン

監督 テレンス・マリック
出演 ジム・カヴィーゼル
   ショーン・ペン
   エイドリアン・ブロディ

あらすじ
 1942年、ソロモン諸島。アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。ウィット二等兵やウェルシュ曹長をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加、彼らを乗せた上陸用舟艇は美しい南洋の孤島に次々と上陸していく。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場であった……。

評価 5点5点中)

レビュー
 テレンス・マリックによる作品で見たのはこれが2つ目だ。今回は第二次世界大戦のガダルカナル戦を舞台としている。しかしテーマは同じ。「家族」の愛と争いだ。
 まず目を奪われるのはガダルカナルの美しい風景。とうてい、これから戦地になるとは思えないほど息を呑む映像が映し出される。だが期待は過ぎに裏切られる。兵士達が草むらに潜伏する中、突如として静けさを爆音が切り裂く。そして銃撃戦が始まり兵士達は次々と血を流し、倒れていく。美しさと醜さを対比させて、映画は一定のテンポを保ちながら進んでいく。
 他の戦争映画よりも人物描写は深くない。兵士達が死んでいくときも悲しみの感情は最後まで盛り上がらない。そこにあるのは戦争の悲惨さ、ただそれだけだ。どれだけ敵の陣地を攻略し、敵兵を射殺し、捕虜を増やしても喜びなんて感情はない。仲間を殺された憎しみをぶつけるしかないのだ。それも戦争という形式化された敵対関係の中での話。
 劇中で登場人物らが何度かナレーションも兼ねる。「なぜ私たちは争い続けるのか。」元はといえば同じ人間同士なのになぜこのガダルカナルで殺し合いをしているのか。戦争の原因などは一切描かれず、戦地での兵士の生き様が生々しく描かれる。「シン・レッド・ライン」の主人公は一人一人の兵士ではない。1隊としての兵士、「人間」としての兵士なのだ。これこそ「ツリー・オブ・ライフ」にも通ずる「家族」だ。
 戦争という出来事をこの映画は描き切れていない。その代わりにそこでわき起こる悲しみや憎しみ、そして友情はすべてここに凝縮されている。テレンス・マリックならではの「戦争」だ。

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2012/01/29 (Sun) マイノリティ・リポート(家で鑑賞)

マイノリティ・リポート

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 トム・クルーズ
   コリン・ファレル
   サマンサ・モートン

あらすじ
 西暦2054年、犯罪予防局の予知能力者(プリコグ)を利用したシステムにより、犯罪が激減したワシントンDC。予防局のリーダー、ジョン・アンダートンは息子を誘拐されてから、犯罪撲滅に力を注いでいた。ある日、プリコグはジョンが殺人を犯すと予知する。予知の結果が信じられないジョンは逃亡、かつての仲間や司法省の役人から追われながら、システムの考案者と接触する。そこでジョンは、プリコグが誤った予知をした少数報告(マイノリティ・リポート)が存在することを知る。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 以前レビューしたブレードランナー同様、フィリップ・K・ディックの作品が原作である。余談だが、原作版で主人公はもっと中年のおっさん。子供の話云々もなく、殺すのももっと大物の人物だった・・・気がする。
 映像は非常にスタイリッシュに仕上がっている。スピルバーグ自身「わざと映像を汚くした」と言っていただけあってこだわりを感じる。数々の小物も突拍子のない未来の「もの」ではなく、リアル感がもてる仕上がりだ。スリル満点のアクションシーンは主演トム・クルーズとだけあってさすがだ。随所にこめられた皮肉っぽいウィットも功を奏している。
 ストーリーは原作が良いので上手くまとまっているが、もう少しまとめても良かったのではないだろうか。色々な要素を盛り込みすぎて上手く消化し切れていない(脚本に矛盾があるわけではない)箇所が多々ある。長く持たせた割には最後の謎解明までが急に足早になるのも難点か。
 だが一度見てみればこの映画の素晴らしさにはすぐ気づくはず。未来を予測することのパラドックスや、それを現実の制度に持ち込んだらどうなるのか。果たして罪を”まだ”犯していない人間を逮捕するのは正しいのか、色々と考えさせてくれる。なかなかにリアリティをもったSF作品だ。2000年代のSF映画では出色の出来なので、機会があれば必ず見て欲しい。

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2012/01/29 (Sun) ロンゲスト・ヤード(家で鑑賞)

ロンゲスト・ヤード

監督 ロバート・アルドリッチ
出演 バート・レイノルズ
   エディ・アルバート
   エド・ローター

あらすじ
 かつてはプロのアメフト選手でスタークォーターバックだったポールは、金持ち女のヒモとして自堕落な生活を送っていたが、手切金代わりに女の高級車を奪い、飲酒運転をした上、警官に暴力を振るったことから収監される。その刑務所の所長ヘイズンは、看守たちで組織させたアメフト・チームの育成に熱を上げていた。そこでポールにチームのコーチ役を要請。しかし、それを断ったポールは苛酷な重労働に回され、あらぬ虐待を受けてしまう。今度は、練習相手となる囚人チームを育成せよとの命令を受けざるを得なくなったポールは、荒くれ者たちを招集し、チームを作り上げていく。いよいよ看守チームと囚人チームの試合が切って落とされるのだが…。

評価 4点(5点中)

レビュー
 他のアメフト映画とこの映画が決定的に違うのは「刑務所内での試合」という点だろう。普通のアメフトの試合は相手チームとは(予算の差はあるとしても)あくまで平等だ。だがこの映画のチームは囚人。しかも相手は看守たちだ。この圧倒的な立ち位置の差をどう乗り越えていくかもこの映画の見所だ。
 筋立てそのものはよくあるスポ根ものだ。主人公が見知らぬ土地(刑務所)へ来て、初めは仲間はずれにされる。だが次第に友情が芽生えて、最大の敵(所長)へと立ち向かう。囚人たちも個性豊かなメンツがそろっている。その割には一部の人間にしかスポットが当たっていないのが残念だが。少しずつチームとして成長していく過程が、ややだらだらしているものの丁寧に描かれている。そのおかげでスポーツ映画にありがちな「早すぎるテンポ」を回避している。
 実際に行われるゲームはたった一回のみ。しかも試合もあくまで練習試合。別に世界大会の決勝戦でもなんでもないのだ。だがこの試合に勝つことはそれ以上の意味がある。権力に抵抗し、それを乗り越える。そこに意味があるのだ。アメフトを通して、真の勝利を「ロンゲスト・ヤード」は教えてくれる。

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2012/01/28 (Sat) アウト・オブ・サイト(家で鑑賞)

アウト・オブ・サイト

監督 スティーヴン・ソダバーグ
出演 ジョージ・クルーニー
   ジェニファー・ロペス
   ドン・チードル

あらすじ
 銃を持たずに銀行を襲うプロの銀行強盗ジャック・フォーリーは逃走用の車の故障で運悪くフロリダの刑務所に収監される。服役中のジャックは相棒のバディと脱獄計画を企て脱獄するのだが、脱獄中に連邦捜査官のカレン・シスコに見つかってしまう。しかし彼らは逆にカレンをカレンの車のトランクに入れる。ジャックもカレンが抵抗できないように自身もトランクに身を投じる。バディはカレンの車でジャックとカレンをトランクに入れたまま逃走するはめになってしまい・・・。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 あらすじはこんな感じだが、実際のストーリーはごくごく普通だ。よくある三文小説と一緒で犯罪者の男と捜査官の女が恋に落ちる。だがこの映画には他とは比較にならないほどの魅力が込められている。それはなんといっても役者たちのおかげだろう。
 スティーヴン・ソダバーグとジョージ・クルーニーのタッグだけあって「オーシャンズ」シリーズと同様”かっこよさ”は抜群だ。ソダバーグのスタイリッシュな映像とクルーニーの渋い演技が合わさっただけで最高だ。そこに全盛期のジェニファー・ロペスが加わるとなると、もう観客は画面から目が離せない。ジャックとバディの強盗計画そっちのけで彼らの恋の行方が心配になってしまう。
 クルーニーはまるでハリウッド黄金期の俳優達のような輝きを見せつける。ストイックな演技から往年のスターの風格まで出せるのは今のところ彼だけではないだろうか。特にジャックとカレンがバーで再会する場面。このときのクルーニーのかっこよさと言ったら溜息ものだ。
 ソダバーグ監督の作品だけ合って他の役者達もぬかりない。ちょっとした役にまで忘れがたい個性を与えている。
 もちろんストーリーも良くできていて楽しめる。だが「スクリーンの中のスター」を見に行くのにこれほど適した映画は他にあるだろうか。

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