アクセス数

ブログ内検索

サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

カレンダー

リンク

アンケート

ランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

2012/12/30 (Sun) 1月公開のオススメ映画

長いので折りたたみ。

スポンサーサイト

オススメ映画 | trackback(0) | comment(2) |


2012/12/26 (Wed) レ・ミゼラブル(映画館で鑑賞)

レ・ミゼラブル

監督 トム・フーパー
出演 ヒュー・ジャックマン
   ラッセル・クロウ
   アン・ハサウェイ

あらすじ
 パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて自分が経営する工場で働いていた女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。


評価 4点(5点中)


レビュー
 誰もが知るあの名作を原作としたミュージカルの映画化(あくまでも原作の映画化そのものではないらしい)である。元々、ストーリー自体が好きなのと、あのトム・フーパーが監督すると聞けば期待せずにはいられないだろう。

 本編中、ほとんどの台詞は歌である。まるで普通に会話でもするかのように喋っているが、全部ミュージカル風に仕上がっていて、これが他の「レ・ミゼラブル」と一線を画す点。しかも演技をしているときに、声も録音したというのだから驚かされる。ただ映画的な効果を上げているかというと、そうでないときもある。歌いながらも台詞のように話すから、感情豊かに表現はできるが、全体的にもったいぶっているのだ。溜めに溜めてて、とつとつと歌うシーンなんかは時折じれったくなる。

 だがほとんどの場面ではこの手法は成功していると言える。それは何よりも俳優たちに寄るところが大きいと思う。ジャン・バルジャンに扮するヒュー・ジャックマンは粗暴さと礼節を兼ね備え、力強い生命力を感じさせる。傲慢で自信たっぷりだが、不安定さも持ち合わせるジャベール警部はラッセル・クロウにぴったりだ。アン・ハサウェイも繊細な演技を見せ、キャットウーマンの姿は微塵もない。アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメインもそれぞれ小説から抜け出てきたかと思わせる。

 そしてなんといっても彼らの歌声は絶品だ。よくもまあ、こんなキャストを集められたものだ。だからこそ見せ場では観客を映画の中にグイグイ引き込む。ピークは"I Dreamed a Dream"と"Valjean's Death"だろう。前者の方は「夢やぶれて」としてよく知られており、CMでも使われていたが、確かにこのシーンは絶品だ。アン・ハサウェイが一人で静かに歌うのだが、こんなにも涙を誘うとは思わなかった。有名だからこそあえて直球勝負で来たのだろうか。映画の登場人物の感情がここまでダイレクトに伝わったことは未だかつて無い。そして後者は言うまでもなくジャン・バルジャンが死ぬラストシーン。「神の救済」という陳腐になりがちなシーンを、あえてミュージカルと同じように描き、映画的な技法に頼らなかった点が功を奏している。心を揺さぶられる、というのは正にこういうことを言うのだ。

 エンディングまで見たら、スタンディングオベーションをした観客の気持ちがはっきりと分かった。歌が持つパワーを改めて思い知らされた。ここ数年でも最高のミュージカル映画である。

レビュー | trackback(0) | comment(1) |


2012/12/25 (Tue) 007 スカイフォール(映画館で鑑賞)

007 スカイフォール


監督 サム・メンデス
出演 ダニエル・クレイグ
   ジュディ・デンチ
   ハビエル・バルデム

あらすじ
 各国のテロ組織に潜入している工作員を記録したMI6のハードディスクが何者かに奪われ、ボンドは犯人を追いつめるが、MI6の長官Mの命令で放たれた銃弾に撃たれ、橋の上から谷底へと落ちていく。Mはリストが奪われた責任を追及され辞職を迫られるが、これを拒否。しかしその直後、リストを奪った犯人によりMI6のオフィスが爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは再びMのもとへ舞い戻り、現場へ復帰。犯人の手がかりを求めて上海へと渡る。


評価 5点5点中)


レビュー
 007もついに50周年を迎えた。半世紀も続いた映画シリーズなんて無い(もしかしたらあるのかも)。さすがに当時のまま、とはいかないので007も時代と共に変わり続けた。華麗な英国紳士を演じたショーン・コネリー。万人に受けるアクション映画のロジャー・ムーア。冷酷なスパイに成り切ったティモシー・ダルトン。それぞれの“ボンド”のいいとこ取りをしたピアース・ブロスナン(ルックスも個人的には一番“ジェームズ・ボンド”)。そしてリアルなスパイ像を打ち出したダニエル・クレイグ。(一人忘れてる気もするが、気にしないでおこう。)

 ダニエル・クレイグは本当に上手く、自分なりのボンドを演じてきたと思う。だが2作品も“リアルな007”だといい加減飽きてくる人もいるはず。誰だって自分が一番好きなボンドがいるはずだから。「スカイフォール」はその期待に見事に応えている。

 前半部分は今までのシリーズを踏襲している。トルコでのバイクチェイス、上海のハイテク高層ビル、マカオのステレオタイプなアジア像。さらには悪党の島まで出てくる。ボンドガールはきちんと登場するし、名台詞"Bond, James Bond"も今回は飛び出る。マティーニだってちゃんとシェイクされている。一つ一つの粋な演出が本当に嬉しい。しかもこれ見よがしにアピールするのではなく、監督は「分かっている」演出をするものだからなおさらだ。その中でもQの登場は従来のファンは嬉しいのでは。それも今までとは違いオタクっぽい青年で、新しいファン層のことも忘れていない。彼とボンドの会話シーンも、少しひねてあってとても楽しい。

 だが「古いもの」ばかりではないのが「スカイフォール」の素晴らしいところ。ダニエル・クレイグは今までと同じく硬派なスパイだが、今回はそこに少しのユーモアを添えることで、ただシリアスなのでは無くなっている。トム・フォードのスーツを着こなし、オメガの時計も決まっている。その彼がワルサーPPK(今回はPPK/S)を携えれば、あまりの格好良さにもう満足だ。
 
 そして彼と敵対するシルヴァを演じるハビエル・バルデムの存在感。こんなに脳裏に焼き付くほど、気持ちの悪い敵も久々だ。趣味の悪い髪型、服装、ネットリとしたしゃべり方。限りなく不快なのに、ものすごく魅力的な悪役なのだ。しかも悪事を働く目的が「Mへの復讐」という極めて個人的なものである点も従来の敵とは違う。彼は世界征服などいとも簡単にできる、とボンドにのたまう。それなのにM一人のためにあそこまでのことをやってのけてしまうのが、心底恐ろしい。

 クライマックスの手前でロンドンの地下を舞台にボンドとシルヴァは走り回る。ここで終わらしても十分なのに、「スカイフォール」はこれでは終わらない。本当のクライマックスはこの後なのだが、ここからは完全にこの映画ならではの展開が待っている。映画の中で何度も言及される「時代の波」。冷戦時代の産物である“時代遅れ”のスパイが、敵国でも秘密組織でもない、ある意味で究極の敵にどう立ち向かうのか。その決戦の舞台へと向かうのが“あの”アストン・マーチンであることもにくい演出だ。

 一つ一つの事を述べていくと、とてもじゃないが書ききれない。007シリーズへの愛に満ちていながら、また新たな007が誕生した。少しでも007が好きなら絶対に見に行かなければならない。

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


2012/12/24 (Mon) 素晴らしき哉、人生!(家で鑑賞)

素晴らしき哉、人生!

監督 フランク・キャプラ
出演 ジェームズ・ステュアート
   ドナ・リード
   ライオネル・バリモア

あらすじ
 ジョージ・ベイリーは、自分の夢を追いながらも父親の急死に伴い家業の建築貸付組合を継いで田舎の小さな町で過ごさざるを得なくなっていた。町一番の富豪である銀行家ポッターの圧力に負けず、真面目に働いていた彼は家庭にも恵まれて、事業も好転しつつあった。
 しかしあるクリスマス・イブの日に預金するはずだった組合の金を叔父がどこかになくしてしまう。自分の生命保険でそれを補えると気づき、ジョージはその晩自殺を図ろうとする。そんな彼の元へ二級天使のクラレンスが現れた。翼が欲しいクラレンスはジョージを助けるために、「ジョージが生まれていない世界」を彼に見せることにする。


評価 5点5点中)


レビュー
 映画を見始めると何人かの人はうんざりするかもしれない。いかにも「ハリウッド黄金期」のコメディ映画らしく、大げさな演技、気取った台詞、わざとらしいショット。でも私はこの映画のすべてを愛せずにはいられない。

 まずこの映画はクリスマス映画という割には結構陰湿な話だ。いかにも“クリスマス”らしく天使(といっても翼すら無い)が登場するのは本当に後半の方。ほとんどはジョージが夢を追い続けながらも、結局は細々と貸付組合を運営するよう追い込まれる姿を描いている。人の良いジョージは周りの人に愚痴の一つもこぼさず、人のために働き続ける。

 野心家で希望に満ちあふれた若りし頃。この時の映像は不思議なほどきらびやかだ。ダンスパーティーで将来の妻、メアリーと踊るとき。帰り道に二人で見つめ合うとき。馬鹿らしいほどロマンチックだが、息を呑むほどステキな場面だ。(なぜ白黒の画面だとこんなにも映えるのだろうか。ハリウッド映画が持つマジックだろう。)

 それに対し、少しずつ自分の理想とかけ離れた「平凡な人生」を歩むジョージ。どちらも同じジェームズ・ステュアートが演じているのに、一目見ただけで違いが分かる。こちらのジョージは相変わらず愛想は良いが、頭は白髪交じりで、いつも疲れが見える。周りの友達は町を出て行って成功を収め、弟は戦争で英雄に。自分の心の内を一切表に出さず、ひたすら人のために家を建てる彼の姿には哀愁が漂っている。しかもその哀しさは誰にとっても人ごとではないのだ。

 そんな「善良な人間」にジェームズ・ステュアートが成り切っているから、事件が起こった後の怒り狂ったジョージには驚かされる。叔父を罵り、高慢な銀行家ポッターには頭を下げ、家族には当たり散らす。なによりも自分が大好きだったはずの高層ビルや長い橋・・・の模型を破壊するシーンは衝撃を受けた。そのときのジョージの髪は乱れ、顔には皺が寄っている。悲しいかな、金がなければ誰だってどうしようもない。

 ここからがこの映画の本当に素晴らしいところ。誰にだって展開は簡単に読める。今となってはチープな演出だからだ。だけどあのラストシーンが持つパワーを今の映画は持っているだろうか。あれほどまでにクリスマスの奇跡を感じさせ、そして何よりも「良きアメリカ」を見いだすことができるだろうか。今見るからこそこの映画には別の価値がある。「豊かな友人を持つ男が本当に豊かな人物である」こんな世の中だからこそ、クラレンスのメッセージにも重みがある。クリスマス・イブに見たから、というのもあるだろう。だがこの映画は本物だ。万人に愛される映画とは正にこの映画のことだろう。

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


2012/12/23 (Sun) フランケンウィニー(映画館で鑑賞)

フランケンウィニー

監督 ティム・バートン
声の出演 チャーリー・ターハン
     フランク・ウェルカー
     ウィノナ・ライダー

あらすじ
 科学と映画作りが大好きな10歳の少年ヴィクターは、いつも一緒にいた愛犬スパーキーを交通事故で亡くしてしまう。悲しみに暮れるヴィクターだったが、カエルの死体に電気を流すと脚が動く実験にヒントを得て、落雷の力を利用しスパーキーをよみがえらせることに成功。しかし、死んだはずのスパーキーの存在が周囲に知れてしまったことから、次第に騒動が大きくなって……。


評価 3.5点(5点中)


レビュー
 「コープスブライド」以来のティム・バートン自身が監督を手がけたストップモーション・アニメである。

 主人公のヴィクターは悲しみのあまり、愛犬を復活させてしまう。スパーキーが死ぬ前までがじっくりと描かれているから、観客はヴィクターに感情移入できる。なかなか寝付けないヴィクターが、生前のスパーキーを撮ったフィルムを見るシーンは涙を誘う。

 その後の展開はティム・バートンらしい。「子供向けなのに明らかに大人向け」なのだ。スパーキーを蘇らせるのに雷を使うことを思いついたヴィクターは早速行動に移す。自宅の屋根裏部屋に装置を作り、墓からスパーキーの亡骸を掘り起こす。そしてスパーキーの欠損部分を縫合し、雷に打たせる。「犬を愛する少年の健気な行動」といった風に描かれているが、こんなこと間違いなく狂気の沙汰だ。夜のペット墓地でのそのそとヴィクターが土を掘り返すときは、純粋だからこそゾッとする。

 ここからの展開が重要なので言わないでおくが、個々のキャラクターがどれも魅力的だ。まともなのは「狂気に走る」ヴィクターとその両親ぐらい。後の登場人物はどいつもこいつも陰気臭い奴かキ○ガイばかり。彩り豊かな人物たちの正確が白黒の映像とのコントラストで一層映える。

 ’50〜60年代のアメリカのようなノスタルジー溢れる町並みも良く作り込まれている。ただ全体的に「シザーハンズ」の路線を踏襲しすぎているきらいがある。町並みはもちろん、ストーリーの展開も大枠は同じだ。しかし決定的に違うのは「死んだものを生き返らせる」点。自分が心から愛していたものと死別したとき、どうするべきなのか。誰でももう一度会いたいとは思う。だがここから先は人間の領域を超えた話だ。ティム・バートンはこの究極の問題をシニカルなアニメーションに仕立て上げた。

 ここ最近、期待はずれの映画ばかりだったから、従来のティム・バートンに戻って嬉しい・・・はずが。実はこの映画最後の最後でご都合主義に走る。その直前は感動のあまり本当に泣きそうになったのだが、その後がいただけない。それまで主張してきたことがここで全て台無しになっているからだ。この点さえなければ完璧だったのに。

 とはいえ、ほとんどは皆が期待したとおりの世界だ。ティム・バートンらしく日本のサブカルへのオマージュに溢れているのも楽しい(ガメラ、ハローキティなど)。白黒なのに3Dが存分に生きているのも評価できる。それにスパーキーがあまりにもかわいいので、彼を見に行くだけでも十分価値はある。

レビュー | trackback(1) | comment(1) |


| TOP | next >>

プロフィール

レビュー評価別(クリックで点数別のページへ)

レビュー評価の基準

5点=最高
4.5点〜3.5点=面白い
3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
0.5点〜0点=ゴミ。 

カテゴリー

最新記事

最新コメント