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2013/01/27 (Sun) テッド(映画館で鑑賞)

テッド

監督 セス・マクファーレン
出演 マーク・ウォールバーグ
   セス・マクファーレン
   ミラ・クニス

あらすじ
 いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう、神様に祈りをささげる。すると翌日テッドに魂が宿り、2人は親友になる。それから27年が過ぎ、ジョンとテッドはともに30代のおじさんになっていた。一時は「奇跡のテディベア」としてもてはやされたテッドも、幻惑キノコで逮捕されてからは堕落し、下品なジョークと女のことばかり考える日々。そんなある日、ジョンは4年間つきあっている恋人から、自分とテッドのどちらかが大事なのか選択を迫られ……。





評価 3.5点(5点中)


レビュー
 大人になった少年とぬいぐるみのコメディ映画…そう聞いただけでわくわくする。監督があのセス・マクファーレンじゃなければ。彼が作ったというだけでどういう映画か大体分かる。限りなく下品なジョーク、暴力ネタ、放送コードギリギリの差別表現…。まあ観客はそれを期待して見に行くわけだが。

 コンセプトは面白い。純粋な子供とぬいぐるみが成長したらどうなるか、というありそうでなかったストーリーをこれでもかと言うぐらい(いい意味で)最低に描いている。朝の9時からハッパを吸って、延々と「フラッシュ・ゴードン」を見る。救いようの無い生活をしているのに、どこか憎めないのは彼らのキャラクターによるものだろう。

 テッドについてはCMを見れば分かるが、「見た目はかわいいのに中身はおっさん」というギャップがほとんどの笑いの中核を成している。彼が見せる“テディベア”らしからぬ、人間たちとの絶妙な掛け合いが面白い。だがそれは彼の功績だけではない。

 テッドのストーリーの中心は「テッド」ではなく「ジョン」だ。別にいい仕事に就いているわけでもなく、他の点はもっと最悪のダメ男なのに魅力的に仕上がっているのは、演じたマーク・ウォールバーグのおかげだ。コメディ映画における主人公と言うのは、時に観客に不快感を与えるものだが、彼はそこに自然な「優しさ」を取り入れることができる。だからこそ、釣り合わないはずのロリーがジョンと結婚したがるのにも納得がいく。

 そのロリー役のミラ・クニスは薄っぺらい役に人間らしさを与えている。一つ間違えれば存在感のないヒロインになるところを、逆に説得力のあるキャラクターに昇華している。

 しかし問題点は山積みだ。まず(これは日本特有の問題だが)ネタがほとんど伝わらない。私は字幕版を見たのだが、ある程度字幕が頑張っているものの(ジョーン・クロフォード→星一徹など)、場内ではほとんど笑いが起こらなかった。ジョンがサム・ジョーンズに会いにいく時のカットはどうして80年代風なのか、どうしてランス・アームストロングのキ○タマが今出てくるのか、一つ一つの細かいネタは本当に面白いのにほとんど伝わっていない。

 行き過ぎた笑いも気になる。初っ端から「今日はクリスマス。近所の子供たちはユダヤ人の子供をボコる」とか「オ前、壁壊シタネ!!」って言いながらアヒルとナイフを抱えたアジア人とか。他にもテッドがジョンと喧嘩するシーンは妙に生々しくて思わず息をのんでしまった。「ファミリー・ガイ」もそうだが、マクファーレンは笑いの度が過ぎることがある。彼は人が潜在的に好きなものを知っているから、煽り立てるようにその“きわどいネタ”を連発する。だが「シンプソンズ」などはその点を上手く調理しているのだから考えものだ。

 ストーリーが後半になると失速する点も気になる。テーマ自体が小ネタだから、いざ映画的な展開を盛り込むとどうしても陳腐になりがちだ。だがこの点は先ほども挙げたように、魅力的な人物(+ぬいぐるみ)のおかげでほとんど気にならない。

 コメディ作品としてはここ最近で一番楽しめた。愛らしいけど、時に野蛮で、それでも憎めない。だが人は選ぶ。自分に合うかどうかは、このレビューでも参考にして判断して欲しい。

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2013/01/17 (Thu) E.T. 20周年アニバーサリー特別版(家で鑑賞)

20周年アニバーサリー特別版

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ヘンリー・トーマス
   ロバート・マクノートン
   ドリュー・バリモア

あらすじ
 森の中に静かに降り立つ異星の船から現れる宇宙人たち。だが人間たちに気付き、彼らは急いで宇宙船で脱出する。しかし一人の異星人が取り残されていた。
 森林にほど近い郊外に住む少年エリオットは裏庭でその異星人と遭遇、彼をかくまう事にする。兄と妹を巻き込んで、E.T.と名付けられたその異星人との交流が始まった。だがE.T.の存在を知っているのはエリオットたちだけではなかった…。





評価 4点(5点中)


レビュー
 世界で一番有名な宇宙人の物語を知らない人はいないだろう。気持ち悪さとかわいさのスレスレを行く、あの奇抜なルックス。奇妙なしゃべり声。有名すぎるから今は誰もなんとも思わないだろうが、この映画は限りなくユニークで独創性に満ちあふれている。

 これも言わずもがなだが、映画全体を包み込むあの雰囲気がたまらない。いかにも80年代的な会話もどこか懐かしさを感じさせるし(といっても私は生まれてもいないが)、一つ一つの小道具も見ていて飽きない。「SUPER 8/スーパー8」もこの独特の雰囲気を作り出そうとかなり頑張っていたが、やはり当時だからこそ上手くできたのだと改めて確信した。

 そしてスピルバーグは子供の描き方が本当に上手だ。もちろんこれは彼のおかげだけでなく、子役たち自身の力でもある。エリオット役のヘンリー・トーマスやドリュー・バリモアは子供らしい自然な純粋さで見せてくれる。さらにトーマスの方は少しずつ大人へと近づいていく、子供の緩やかな心の動きを巧みに表現した。だが私が今回注目したのはエリオットの兄、マイケルだ。下の2人と違い、“純粋な子供”とは言いがたい彼は初めはエリオットを馬鹿にしまくる。ここでただのいじめっ子に終わらせないのが、スピルバーグ流だ。ほとんど“大人”だった彼がE.T.との出会いを通して少しずつ子供の心を取り戻していく。印象的なのはE.T.が死にかけるシーン。1人子供部屋に座り込む彼の姿はそれらをすべて象徴している。一番年が近いからと言うのもあるが、この映画の中で最も共感できる存在であった。

 「子供の心を忘れない大人」を描いたのは「未知との遭遇」であった。スピルバーグ自身が当然大人であるから心情的な表現はこちらの方が繊細に描けていると思う。しかし、ありとあらゆる「子供の心」をここまで凝縮して見事に描いた映画はこの映画以外に見たことが無い。誰もが感動するSF映画の金字塔だ。

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2013/01/17 (Thu) 捜索者(家で鑑賞)

捜索者

監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン
   ジェフリー・ハンター
   ナタリー・ウッド

あらすじ
 南北戦争が終わってまだ間もない、1868年のテキサス。南部連合の一員として従軍したイーサン・エドワーズは数年ぶりに故郷の兄アーロンの家族を訪れ、一家の歓待を受ける。懐かしい面子に囲まれしばし寛ぐイーサンだったが、アーロンに家族同然に育てられたインディアンと白人の混血児マーティンに対して、イーサンは不快感を隠せない。
 その後クレイトン牧師の要請を受け、コマンチ族に盗まれた牛の奪還に向かうイーサン。だがそれはコマンチ族の罠だった。彼らが家を留守にしている間に兄の家族はコマンチ族によって虐殺され、生き残ったルーシーとデビーの姉妹も連れ去られてしまう。兄の家族の復讐のため、そしてコマンチ族に誘拐された姪たちを救出するために、イーサンはマーティンと共に何時果てるとも知れない捜索の旅に出るのだった。





評価 4.5点(5点中)


レビュー
 今や最高の西部劇と称されるジョン・フォードの「捜索者」。今回が初めての鑑賞である。

 正直、全体的な作りを見ると古臭い感じは否めない。今の映画だったら間違いなく無いであろう、いくつかの馬鹿馬鹿しい場面。いかにも50年代の映画にありがちな、たまにある妙な会話。そして室内のシーンでの代わり映えのしないカット。

 だがこの映画が素晴らしいのはそのテーマ性にある。まずジョン・ウェイン演じる主人公イーサンのキャラクター。彼はそれまでのステレオタイプなカウボーイ達とは違い、原住民に対する偏見にまみれている。彼らの名前を聞いた途端に目の色が変わり、銃撃の手を絶対に休めない。死体にすら平気で銃弾を撃ち込む、完全なアウトローだ。そんなイーサンをジョン・ウェインは誰にもまねできない迫力で演じきっている。

 イーサンがマーティンと様々な場面で対立する構造も面白い。お互いの信念を守り通すために、とあるシーンで2人が対峙するとき、それはただのプライドのぶつかり合いでは無くなっている。そこには体に刻み込まれた憎悪と復讐心しかない。50年も前にこれほど重厚なテーマを取り扱っていたことを考えると、ジョン・フォードには先見の明があったことになる。

 それでも、いくつか先住民に対するステレオタイプな描き方(ほとんどバックグラウンドは描かれない)が気になるが、「人種差別に反対する」北部の人間を主人公にしなかったのは懸命だろう。あえて偏見の残る南部の人間を主人公に持ってくることで、根本的に人間の中に根付く差別意識を浮き彫りにすることに成功している。

 当時は見向きされなかったとしても当然だろう。一見すると軽快な昔ながらの西部劇だが、隠れた深淵はテーマは今だからこそ理解されるものだろう。歴史に残る最高の西部劇だ。

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2013/01/16 (Wed) この愛のために撃て(家で鑑賞)

この愛のために撃て

監督 フレッド・カバイエ
出演 ジル・ルルーシュ
   エレナ・アナヤ
   ロシュディ・ゼム

あらすじ
 看護師助手のサミュエルは妊娠中の妻ナディアを何者かに誘拐され、交通事故で病院に担ぎ込まれた指名手配犯サルテを、警察の監視下から連れ出すよう犯人から要求される。理由も分からぬまま要求に従うサミュエルは、やがて警察からも追われる身となるが、妻を助けるため奔走する。





評価 3.5点(5点中)


レビュー
 フランス産サスペンス・アクション。この手の映画はレンタルなどで置いてあっても多分手に取らないが、今回は以前放送されていたのを録画していたので見ることにした。

 特筆すべきは出だしのチェイスシーン。なぜこの男が追いかけられているのか、追いかけている2人は誰なのか。そのような情報はここでは一切明かされない。そして場面が切り替わり、しがない看護助手がいつのまにか事件に巻き込まれる…。非常にスピーディーな展開で見る者を飽きさせない。舞台がフランスで、スタイリッシュな映像感も相まって、ダサい主人公にも応援したくなる。いや、ダサい主人公だからこそ、この映画は他と一線を画していると言えるかもしれない。

 しかし事件の全貌がどういったものか、割と初めの方で明らかになってしまう。それなりにバイオレンスもあって、楽しいと言えば楽しいのだが、いささか平凡さは否めなくなる。これに拍車をかけるのが、個々のキャラクターの薄さ。主人公と妻の関係は一応描かれるが、ほとんどのシーンには心理的描写が無く、感情移入することはできない。サミュエルと一緒に逃げる、指名手配犯のサルテは雰囲気は完璧なのに、「それ」しかない。彼の内面はいつまで経っても見えてこず、なぜサミュエルがずっと一緒に行動するのか理解できない。何しろサルテは弟が殺されても微動だにしないのだから。

 雰囲気はイケてるし、最後まで見させてくれる。でも必見かと言われると、そうではないだろう。これで大体どんな映画か分かるはずだ。

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2013/01/13 (Sun) ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!(映画館で鑑賞)

ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!

監督 ベス・カーグマン

あらすじ
 ローザンヌ国際バレエコンクールと並ぶ世界最大級のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)に挑む若きダンサーたちにスポットを当てたドキュメンタリー。自身も幼少時代をバレエに捧げた経験を持つ女性ジャーナリストのベス・カーグマンが監督を務め、ニューヨークで開催される最終選考に出場する6人に密着。撮影・編集に2年の歳月を費やし、個性豊かな子どもたちの素顔や家族のドラマを浮き彫りにしていく。





評価 5点5点中)


レビュー
 「ファースト・ポジション」は特別変わった技法を使っている訳ではない。何人かの子供たちに焦点を合わせ、練習風景を交えつつ彼らのバックグラウンドを紹介する。だがこの映画がすばらしい作品であることは間違いない。そしてその“魔法”を起こしているのは、紛れも無くその子供たちなのだ。

 まずこの映画に選ばれた子供たちが非常に多種多様である。アメリカ人のアランはイタリアに在住。イスラエルの友達ガヤとともにYAGPのヨーロッパ予選から出場する。普段の2人はいたって普通の子供だ。だがガヤの母親が言うように、バレエとなると顔つきが変わる。
 日系イギリス人のミコは弟のジュールズとともにファイナルへ挑む。しかし心からバレエが好きなミコと違い、ジュールズはさほど熱心ではなく明らかに技量も劣る。異常なほどまでに子供たちのことを気にかける母親との交流もある意味見所だ。
 「バービー」のあだ名を持つレベッカはこの映画に出演した子供たちの中では、一番恵まれている。金髪の白人で手足が長く、女性バレリーナらしい繊細さも持ち合わせている。でも自信満々な彼女が大会の前に見せる不安そうな表情から、いかにバレエの道が狭いのかよくわかる。
 そして何より心を打つのがコロンビア出身のジョアン、そしてシエラレオネ出身のミケーラだ。家族と離れ、単身ニューヨークへ渡ったジョアンは家族の期待を一身に背負っている。彼が家族と電話をするときに見せる、嬉しいような困ったような表情はその複雑な気持ちを物語っている。ミケーラの両親は反政府勢力に殺された。ミケーラ自身は孤児院から引き取られて、今は養子としてアメリカで暮らしている。黒人のバレエダンサーは珍しく、体つきも筋肉質なミケーラは奇異な目で見られがちだ。だが彼女が踊り始めると、そんなものはすべて吹き飛ぶ。

 なぜ彼らがそこまでバレエに打ち込むのか。90分という短い時間の中で、監督は無駄をすべて省いてバレエを知らない人にも伝わるように上手く描いている。もちろん彼らの技術にも驚かされるのだが、なんといっても素晴らしいのは練習の成果を見せる、ファイナルでの演目。私はバレエに関して全くの素人だから「あの子はここがすごい!」と具体的に言える訳ではない。だが彼らがひとたび舞台袖から登場すると、誰もが息を止めて画面からひと時も目を逸らすことができない。もちろんバレエシーンは編集されているからほんの数秒でしかない。それなのに彼らのバレエは人を引きつけてやまないのだ。

 様々な逆境を乗り越えて、彼らが披露するバレエは本当に素晴らしい。この映画にあるのは偽りの無い本物の感動だ。

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5点=最高
4.5点〜3.5点=面白い
3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
0.5点〜0点=ゴミ。 

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