アクセス数

ブログ内検索

サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

カレンダー

リンク

アンケート

ランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

2013/03/31 (Sun) 名探偵コナン 水平線上の陰謀(家で鑑賞)

名探偵コナン 水平線上の陰謀

公開   2005年
上映時間 107分

監督   山本泰一郎
脚本   古市一成
原作   青山剛昌『名探偵コナン』

声の出演 高山みなみ ···江戸川コナン
     山崎和佳奈 ···毛利蘭
     神谷明   ···毛利小五郎


あらすじ
 コナンとその仲間たちは園子の計らいで、豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海に招待された。一行はおおいにクルーズを楽しんでいたが、船内でのかくれんぼの最中に園子が何者かに拉致・監禁されてしまう。コナンの推理によって無事に助け出される園子。しかし今度は、八代造船の社長・八代貴江が何者かに刺殺され、会長の八代延太郎も行方不明になってしまう…。


評価:2点(5点中)


レビュー
 色々とツッコミどころはあるが、「名探偵コナン」シリーズにそういうのは野暮というものだろう。
 でも、一応レビューだから(笑)。

 まずミステリーとしてはかなり展開が甘い。どうでも良いシーン(少年探偵団のかくれんぼ、蘭の回想などなど)が多くて、事件の本筋がかなり荒くなっているのだ。犯人のバックグラウンドがほとんど描かれないのもマイナスポイントである。
 何よりもいらないのが、蘭の「助けて…新一…」のくだり。いや確かに「コナン」シリーズでは一つの重要な要素だし、メインに持ってくるのも分かる。大抵の場合見ていて苦笑するレベルだが、ファンは定番を求めているのだから、当然必要なわけだ。
 
 だが今回の脚本ではどう考えても不必要だ。なぜなら今回一番光っているのは「おっちゃん」こと毛利小五郎だからだ。彼が見せたどんでん返しは、この映画一番の見所であり、いつものおちゃらけた感じから一転、最高にキマってる。(まあ私が個人的に「毛利小五郎が活躍する回」が好きなのもあるが)
 だからこそ「新一…」は不必要であり、むしろ入れたことで終盤はグダグダになってしまった。誰だって蘭が助かることを知っているから、スペクタルも糞もない。

 とは言っても、見ている間はなんだかんだ楽しんでしまった。劇場版の中では意外性のある展開も含め、総合的にはまあまあな出来だと思う。
 そもそも見に行く人は一般的なミステリーを求めているのではなく、「名探偵コナン」を見に来ているのだからこれで良いのだろう。

スポンサーサイト

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


2013/03/31 (Sun) 第4回スターリン賞 ノミネート発表

さあさあ今年もやって参りましたよ(前もこんな感じだったな)。

今年は映画館で見た数が歴代最多なだけあって、選考にもむちゃくちゃ悩みました
特に、作品賞・監督賞・主演男優賞は筆舌に尽くし難い…。
一応言っておきますが、ここに載っていないからといって、面白くない映画というわけではありません
すべての部門のノミネート数は5つまで、と決めているから仕方なく絞っただけのことです…

今年の授賞部門は
作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」「脚本賞」「脚色賞」「撮影賞」「編集賞」「録音賞」「音響編集賞」「視覚効果賞」「美術賞」「主題歌賞」「非英語圏映画賞」「ドキュメンタリー映画賞」「アニメーション映画賞」「アクション映画賞
の19部門とこれまた歴代最多。

ちなみに「脚本賞」はオリジナル脚本、「脚色賞」は原作付きの脚本。「録音賞」はその名の通り録音を、「音響編集賞」はその録れた音の編集に対しての賞。「撮影賞」と「編集賞」の関係に似ている(正確には違うが)。



作品賞(総合部門)
ドライヴ


アーティスト


ミッドナイト・イン・パリ


思秋期


アルゴ



監督賞
ニコラス・ウィンディング・レフン 『ドライヴ』
ミシェル・アザナヴィシウス    『アーティスト』
ベン・アフレック         『アルゴ』
アン・リー            『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』
ウェス・アンダーソン       『ムーンライズ・キングダム』


主演男優賞
ライアン・ゴズリング  『ドライヴ』
ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』
ピーター・マラン    『思秋期』
堺雅人         『その夜の侍』
ブラッドリー・クーパー 『世界にひとつのプレイブック』


主演女優賞
オリヴィア・コールマン  『思秋期』
ジェシカ・チャンスティン 『ゼロ・ダーク・サーティ』
エリザベス・オルセン   『マーサ、あるいはマーシー・メイ』
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
エマニュエル・リヴァ   『愛、アムール』


助演男優賞
山田孝之         『その夜の侍』
ハビエル・バルデム    『007 スカイフォール』
ブルース・ウィリス    『ムーンライズ・キングダム』
クリストフ・ヴァルツ   『ジャンゴ 繋がれざる者』
レオナルド・ディカプリオ 『ジャンゴ 繋がれざる者』


助演女優賞
ベレニス・ベジョ     『アーティスト』
オクタヴィア・スペンサー 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
樹木希林         『わが母の記』
シェイリーン・ウッドリー 『ファミリー・ツリー』
マリオン・コティヤール  『ミッドナイト・イン・パリ』


その他のノミネートは「続きを読む」からどうぞ。

スターリン賞 | trackback(0) | comment(1) |


2013/03/31 (Sun) 2012年度映画まとめ(映画館)

2012年度も終わりに近づき、また新しい(そして忙しい)年度が始まりますが、とりあえず映画館で見た映画をまとめてみました。

今年映画館で見た映画は64本

なんとあれだけ忙しかったのに、見た数は歴代最多となりました。…まあ来年はガクッと減ること間違いないんでね…今のうちに見ておこう〜みたいな意味もあるかな。

それじゃあ「続きを読む」からどうぞ。→

スターリン賞 | trackback(0) | comment(0) |


2013/03/30 (Sat) 13年4月公開のオススメ映画

まあこんなに色々見たい映画があっても、今年度はほとんど見れないからあんまり意味がないんだけどね。
それにしても「ジャッキー・コーガン」のタイトルと予告編(特にナレーション)はどうにかならなかったのか。
下は本国アメリカの予告編。こんなにクールなのに…






以下、オススメ映画は「続きを読む」からどうぞ。 

オススメ映画 | trackback(0) | comment(0) |


2013/03/28 (Thu) 愛、アムール(映画館で鑑賞)

愛、アムール

原題   Amour
公開   2012年(アメリカ)
上映時間 127分

監督   ミヒャエル・ハネケ
製作   マーガレット・メネゴーズ/シュテファン・アルント
     ファイト・ハイデシュカ/ミヒャエル・カッツ
脚本   ミヒャエル・ハネケ

出演   ジャン=ルイ・トランティニャン ···ジョルジュ
     エマニュエル・リヴァ      ···アンヌ
     イザベル・ユペール       ···エヴァ

あらすじ
 音楽家夫婦のジョルジュとアンヌは、パリの高級アパルトマンで悠々自適な老後生活を送っていた。しかし、ある日突然、妻のアンヌが病に倒れ、手術も失敗して体が不自由になってしまう。ジョルジュは病院嫌いな妻の願いを聞き、車椅子生活になったアンヌを支えながら自宅で暮らすことを決意。2人はこれまでどおりの生活を続けようとするが、アンヌの病状は悪化していき……。





評価:5点5点中)


レビュー
 ミヒャエル・ハネケと聞くと、暴力をテーマとした映画ばかり思いつく。「ファニーゲーム」はその代表格だが、ぶっちゃけすべての映画が何らかの形で、人間の潜在的な暴力を描いていると言っても良い。一応ラブストーリーの「ピアニスト」だってアレなんだし…。
 だから今回の「愛、アムール」はちょっと意外だった。そういったシーンは一切なく、むしろあまりにも閑静だから逆に怖いくらいだ。だが見ていくうちに、これは紛れもなく彼の監督作であることが分かってくる。

 この映画では冒頭のシーン以外、すべて老夫婦のアパルトマンでストーリーが展開される。そのストーリーも一見ありがちなものだ。病に冒された老婆とそれを支える夫の姿を追い続けるだけ。これだけ無駄がなく、シンプルな映画なのに非常に力強いテーマを感じることができる。

 一つ目の理由として挙げられるのは、ジョルジュとアンヌの老夫婦を演じたジャン=ルイ・トラティニャン、エマニュエル・リヴァの存在だ。彼らもまた映画と同じく、繊細だが芯のある演技を見せてくれる。
 エマニュエル・リヴァは少しずつ衰えていくアンヌに完璧になり切っている。外面的な部分では、右半身付随の状態を演じなければならないのに、それがまったく不自然でない。少し回復したり、逆にさらに衰えを見せるときも、非常に微妙な違いを出すことで、精神的に弱っていく様をも見せている。
 また静かな語り口でも、心の奥底には一人の人間としての確固たるプライドを抱えていることがはっきりと分かる。病人として扱われることを嫌がるシーンでも、ありがちな頑固者の老人ではない。夫に負担をかけているのではないかと負安易思い、衰弱していく自分の体が(言い方は良くないが)惨めで、怖いのだ。それぞれの行動から表面的ではない、深層心理が見えてくるのが彼女の演技の素晴らしい点だ。

 そのアンヌの夫ジョルジュを演じたトラティニャンの演技にも脱帽した。お世辞にも「穏やかな老人」とは言えないジョルジュだが、彼の言動からいかにアンヌを大事に思っているかが伝わってくる。ジョルジュとアンヌがする日常的会話の場面はお気に入りだ。直接的なことは話さずに至って普通のことしか口にしないのに、一つ一つに愛情が感じられて微笑ましい。
 だからこそ、生きることを拒否するようになるアンヌを必死で支えようとするジョルジュの姿は何とも痛ましいのだ。彼女の回復を心から願っているにもかかわらず、その瞳には常に絶望が漂っている。彼にはアンヌの行く末がはっきりと分かっているのだ。かろうじて生きてはいるものの、衰弱し切ったアンヌの姿に呆然とし、顔には疲労感と哀しみが浮かぶ。誰よりも愛しているが故に、自分以外の人には衰えたアンヌを見せようとしない。彼女に惨めな思いをさせたくないからだ。
 彼のこういった矛盾した感情が映画の根幹になっていると言っても良い。題名が愛(アムールはフランス語で「愛」)とついているが、ストレートにその愛情を示すことはないのだ。あえて間接的、時には真逆の行動がジョルジュとアンヌの間の本当の愛を示してくれる。

 終盤でジョルジュが取った行動はある意味で矛盾を孕んでいない。夫婦どちらの望みも叶えた形だからだ。だがミヒャエル・ハネケはその「究極の愛」を美しい演出でカモフラージュなどしない。ジョルジュの行動を美化することなく描いているから、あまりのストレートさに衝撃を覚えた。私個人は彼の心情に同調するが、監督は誰の肩を持つこともなく、かなり突き放した描き方をしている。なぜなら、感動を煽るようなことをしなくても十分感動的だからだ。むしろわざとらしい部分がないから、夫婦の感情をダイレクトに受けることになる。

 エンディングは曖昧な描かれ方をしているから、人によっては釈然としないだろう。だが監督が見せたかったのは「2人がどうなったのか」という事件の顛末ではない。ジョルジュとアンヌは最後まで愛し合っていたことを描きたかったのだ。そう考えると、あれこそが最もふさわしいエンディングではないだろうか。
 今回はしつこいほど「愛」という言葉を使ったが、「愛、アムール」ほどこの言葉を実感できた映画は今までにない。もしまだ見ていないなら、今すぐ劇場に足を運んで欲しい。唯一無二の傑作である。

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


| TOP | next >>

プロフィール

レビュー評価別(クリックで点数別のページへ)

レビュー評価の基準

5点=最高
4.5点〜3.5点=面白い
3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
0.5点〜0点=ゴミ。 

カテゴリー

最新記事

最新コメント