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2011/10/30 (Sun) ベニスに死す(映画館で鑑賞)

ベニスに死す

監督 ルキノ・ヴィスコンティ
出演 ダーク・ボガート
   ビョルン・アンデルセン
   シルヴァーナ・マンガーノ

あらすじ
 静養のためイタリア・ベニスを訪れたドイツの高名な作曲家アシェンバッハは、滞在先のホテルでポーランド人の美少年タジオに出会う。タジオの美の虜になったアシェンバッハの苦悩と恍こつを、アシェンバッハのモデルにもなったグスタフ・マーラーの交響曲にのせて描く。

評価 5点

レビュー
 これぞ名作と言った作品なので、レビューするのが難しい。以前、「SOMEWHERE」というヨーロッパ映画を模倣したアメリカの映画を見たのだが、そんなものとは天と地の出来映えだ(比べると申し訳ないくらい)。
 基本的に初老の芸術家が少年が持つ美(あくまで少年そのものではない。それはただの変態。)に魅了されてベニスで過ごす話。コレラがベニスに蔓延するところ以外は何かあるわけではない。音楽家の過去が時折挿入されるだけだ。何分間も台詞がない場面だってある。でも一秒たりともこの映画から目を離せない。
 まずタジオを演じるアンデルセン。予告編を見る限り、まるで人間で無いもののような雰囲気があった。だが本編では全く違う。彼はきわめて普通の子供だ。友達と砂浜で遊び、普通に過ごす。だがグスタフと目があった時、彼は「人」を超える。巧みなカメラワークにより、観客はグスタフと同じ目線でタジオを見ることになり彼と同様に美に取り憑かれる。
 そして音楽家を演じるダーク・ボガートの演技力がこの映画を支えている。芸術を「ほぼ」知り尽くした男が究極の美を追求するその姿は、彼自身が言うように「純粋である」が、それと同時に狂ってもいる。初めにベニスを離れようとするときはタジオにこっそり別れを告げて自分だけ帰ろうとする。しかし、いざ戻ってくるとベニスにコレラが蔓延している。彼は自分自身がコレラに侵されるのも顧みず、「究極の美」を破滅つまり死から守ろうとする。妙な若作りメイクを顔に施し、荒んだ街をさまよう男を「狂っている」という言葉以外何が表現できよう。人間の努力や技術を超えた、生まれながらにして「究極の美」である少年に取り憑かれた男の死はあまりにも醜く悲しい。

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