アクセス数

ブログ内検索

サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

カレンダー

リンク

アンケート

ランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

2011/11/13 (Sun) フェア・ゲーム(映画館で鑑賞)

フェア・ゲーム

監督 ダグ・リーマン
出演 ナオミ・ワッツ
   ショーン・ペン

あらすじ
 03年3月に開始されたイラク戦争のきっかけとなった大量破壊兵器の存在。米外交官ジョセフ・ウィルソンはその存在そのものを否定するレポートを発表したが、米政府はそれを無視。さらに報復としてウィルソンの妻ヴァレリー・プレイムが現役のCIAのエージェントであることマスコミに暴露する……。

評価 4点

レビュー
 2003年に起こったCIAエージェントの身元漏洩事件、俗に言う「プレイム事件」に巻き込まれたエージェントヴァレリー・プレイムの回顧録「フェア・ゲーム」の映画化だ。この原作はあるところがその他の回顧録とは違う。CIAによって検閲されたせいで、肝心なところは読めなくなっておりまったく核心部分に触れていないのだ。しかしそのせいで映画の面白さが損なわれるかというと、そんなことはない。むしろそのおかげで逆に面白くなったぐらいだ。
 ナオミ・ワッツ演じるヴァレリーは表向きは証券取引会社に勤めるCIAエージェント。夫のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)は外交官、兼ライター。2人は互いにバランスを取り合いながら、時には協力しながら生活をしていた。
しかしジョーが政府の「イラクの核問題」における情報の改竄を暴露する記事を書いたところ、逆に妻の身分がリークされてしまう。そして2人の仲は一気に険悪になってしまう。
 この事件の発端は突き詰めるとこの2人によるものだ。自業自得だと言っているのではない。真実を突き詰める過程で、結果的に彼らは政府に裏切られてしまう。イラクがニジェールから大量のイエローケーキを獲得したという情報の真偽を確かめるために、ヴァレリーはジョーに調査を依頼。そのジョーは真実を知り、虚偽の事実を国民に伝える政府に対抗するために記事を書いただけだ。
 この事件はいまだに謎が残っている。まずヴァレリーのことは誰がリークしたのか。映画ではさも副大統領主席補佐官のルイス・リビーが行ったかのように描いているが、実際は他にも様々な人物が漏洩させたとされている。それにヴァレリーはイラクに住む科学者の救出を試みたものの、自分の身分が明かされたせいでプロジェクトは中止に追い込まれたようになっているが、実際は別の人物が引き継いだらしい(そもそもヴァレリー自身科学者に直接会ったことは無いとも言われている)。
 要するにこの映画で言われていることも決して完璧な「真実」と捉えてはいけない。内部で何があったのかこの映画から読み取ることは不可能である。それよりも「フェア・ゲーム」が素晴らしいのは、国家に裏切られ職を失ってもウィルソン一家が支え合う姿を緻密に描いたところにあるだろう。
 この事件は国家的犯罪のメタファーだが、この映画はアクション映画よりもスリリングで感動できる「映画」である。

関連記事
スポンサーサイト

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


<<恋はデジャ・ブ(家で鑑賞) | TOP | 「AFIアメリカ映画100年」10ジャンルトップ10>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://cubeisstrangenerd.blog111.fc2.com/tb.php/439-9443fd8f

| TOP |

プロフィール

レビュー評価別(クリックで点数別のページへ)

レビュー評価の基準

5点=最高
4.5点〜3.5点=面白い
3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
0.5点〜0点=ゴミ。 

カテゴリー

最新記事

最新コメント