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2011/12/13 (Tue) いちご白書(映画館で鑑賞)

いちご白書

監督 スチュアート・ハグマン
出演 ブルース・デイヴィソン
   キム・ダービー
   バッド・コート

あらすじ
 サイモンは、ボート部に所属する普通の大学生。大学では予備役将校訓練課程校舎建設に抗議しての紛争が起こっていたが、サイモンは全く興味がなかった。しかし、彼はふとしたきっかけで女性活動家のリンダと知り合い、彼女にひかれてゆく。そして、積極的に闘争に参加するようになり・・・。

評価 4点(5点中)

レビュー
 1960年代後半から70年代前半は世界的に学生運動が盛んになった時期だった。この映画が公開されたのも1970年。世間から冷ややかな目で見られていた学生運動の実態を描いたこの作品は、彼らの行動がどういう意味を持つのかを世の中に提示したのだろう。
 だが21世紀の今、この映画を見ると違った見方になる。この学生運動で世界は変わったのか。一部の人間が資本を独占する先進国主義の時代は終わったのか。どれもこれも何も変わっていない(それどころかますます酷くなっている)。運動が失敗に終わったことは周知の事実であり、多くの学生達は自分自身が裕福な家庭であることにジレンマを抱き活動をやめて、今では下手したら敵対した体制側の人間かもしれない。この作品は終わりを告げた「暑い時代」を象徴する懐古的な映画なのだ。
 それで映画の質は損なわれたのか。そんなことはない。こういった時代のメタファーである作品は時代遅れになることが多いが、「いちご白書」は作品が持つパワーを少しも失っていない。ノンポリの学生がノリで参加した学生運動にのめり込んでいく様は丁寧に描かれていて、サイモンとリンダの恋の話としても良くできている。脇を固める俳優達も一人一人の個性が際立っていて感情移入できる。使用されている楽曲に至っては素晴らしいとしか言いようがない。
 しかし欠点もある。最大の欠点はカメラワークだ。70年代のいかにも安っぽいPVを模したかのような(ひたすらカメラを回す、反転させた映像を重ね合わせるなど)映像は蛇足だ。時折、人物が何の理由もなく心変わりしている(それがこの時代の流れではあるが)のが説明不足だと感じられた。
 でも最後のシーンで描かれる生徒たちの逮捕のシーンは衝撃的だ。当時はこの後に流れる「サークル・ゲーム(OPでも使用)」が後の希望を感じさせるかもしれないが、全くの失敗に終わったことを知っている現代人からしたら逆に哀愁さえも漂う。
 当時の若者(僕よりも年上だが)たちの世界への叫びがここに刻み込まれている。

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No title 

俺は「203高地」観た♪( ´θ`)ノ
いや 良かったよ かなり
なんか なんだかなー な感じやけどな

2011/12/13 18:35 | ドルトン [ 編集 ]


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