アクセス数

ブログ内検索

サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

カレンダー

リンク

アンケート

ランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

2011/12/19 (Mon) 真昼の決闘(家で鑑賞)

真昼の決闘

監督 フレッド・ジンネマン
出演 ゲイリー・クーパー
   グレイス・ケリー

あらすじ
 1870年、西部のハドリーヴィルの町、ある日曜日の午前のことである。この町の保安官ウィル・ケインは、事務所でエミイと結婚式を挙げていた。彼は結婚と同時に保安官の職を辞し、他の町へ向かうことになっていた。突然、そこへ電報が届いた。ウィルが5年前に逮捕して送獄した無頼漢フランク・ミラーが、保釈されて正午到着の汽車でこの町に着くという知らせだった。停車場にはミラーの弟ベンが仲間の2人と、到着を待っていた。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 言わずとしれた名作西部劇である。といっても西部劇の中ではかなり異質な作品で、ヒーローであるはずの保安官は悪党4人と戦うのを最後まで恐れている。しかも肝心の決闘シーンは割とあっさり描かれていて、映画のほとんどは保安官がひたすら助手を募っている。
 まず悪いところから書いていきたいと思う。先ほども書いたように決闘シーンがあっさりしている(しかも互いに隠れながら戦う)ので、西部劇としては非常に盛り上がりに欠ける。そして個々の人物のバックグラウンドがあまり丁寧に描かれていないせいで感情移入がしづらい。たとえば4人の悪党とウィルの因縁。どういう経緯なのかは説明してくれるが、実際にフランク・ミラー(出てくるのも終盤)はウィルに対する憎しみを口に出さない。他にもウィルと昔の恋人のヘレンの関係。さんざん、ヘレンを巡る三人の男の過去が引き合いに出されるのに結局それは何の効果も生み出していない。強いて言うならウィルがヘレンにミラーを説得するよう頼みに来る場面ぐらいか。
 とここまで批判してきたが全体的なまとまりは良い。そういったバックグラウンドを省くことで逆に映画を上手く引き締めることには成功している。助けを求める保安官に対して誰一人として(いたとしても頼りない奴ばかり)一緒に戦おうという奴はいない。悪党を退治することが自分の問題からなのか、それとも保安官としてなのかジレンマに悩むウィルを演じるゲイリー・クーパーは言うまでもなく最高だ。さらには劇中に何度も流れる主題歌も素晴らしい。聞こえるか聞こえないか程度でたまにBGMとして流れるのだが、それがまたウィルの感情を表しているようでもの悲しい。生きることこそが大切だと説く妻(グレース・ケリーが演じているがゲイリー・クーパーの2分の1の年・・・)との葛藤はある意味決闘シーンよりも見物だ。
 モノトーンの絵の中に浮かび上がる真昼のうだるような暑さの中、ウィルは必死で助手を捜し回る。この西部のヒーローらしからぬ人間くさいキャラクターがこの映画を不動の名作に押し上げている。

関連記事
スポンサーサイト

レビュー | trackback(0) | comment(0) |


<<マネーボール(映画館で鑑賞) | TOP | 赤毛のアン(家で鑑賞)>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://cubeisstrangenerd.blog111.fc2.com/tb.php/459-7370586c

| TOP |

プロフィール

レビュー評価別(クリックで点数別のページへ)

レビュー評価の基準

5点=最高
4.5点〜3.5点=面白い
3点〜2.5点=微妙
2点〜1点=駄作
0.5点〜0点=ゴミ。 

カテゴリー

最新記事

最新コメント