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2011/12/21 (Wed) トレーニング デイ(家で鑑賞)

トレーニング デイ

監督 アントワーン・フークア
出演 デンゼル・ワシントン
   イーサン・ホーク

あらすじ
 ロス市警の麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイクはベテラン刑事のアロンゾと組むことになったのだが、「狼を倒せるのは狼だけ」=悪を倒すには悪になる必要があるというアロンゾの姿勢に正義感の強いジェイクは次第に不信感を募らせていく。一方アロンゾにはある計画があった。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 一応バディ物の映画だ・・・が、内容は全く違う。この映画に登場するジェイクとアロンゾは最後まで仲良くならない、それどころか完全に決裂する。その異色の設定がこの映画の肝となっている。
 前半でアロンゾは一見、乱暴でルールを無視しているようでいて実はやり手の刑事・・・のように見える。だからこそジェイクは一応アロンゾを信用し、勧められた麻薬や酒をやり捜査について行くことにする。それでも観客同様ジェイクは不信感をぬぐえない。その理由はアロンゾの「目」にあると思う。劇中何度か目元にズームインする時があるのだが、そのときのアロンゾの目は三白眼で完璧な「悪人の目」をしている。他に登場する麻薬の売人や、ギャング達と同じ目だ。それに対し警察の正義を信じて疑わないジェイクの目は「善人の目」だ。
 そう、この映画は実は非常にわかりやすい善と悪の戦いなのだ。アロンゾやジェイクが戦っているのは麻薬の売人でも縄張り争いを起こすギャングでもない。「訓練日」は2人の戦いなのだ。案外前半のアロンゾには共感できる面があるが、後半で彼の真実が明らかになるに従いジェイクの正義を応援したくなる。アロンゾのやり方は「正義の悪」でも何でもない。ただの「悪」なのだ。
 こんなアロンゾをワシントンは全身全霊を込めて演じている。訛りは完璧にし、歩いているだけでも彼がただ者で無いことが明確に分かる。そしてなんといっても彼の演技の素晴らしさは「目」にあるだろう。彼がすごむだけで誰も物が言えなくなる。映画の中の位置登場人物に過ぎないのにとても怖い。アカデミー賞も納得の演技だ。
 そして正義を貫く新人刑事ジェイク役のホークも手堅い。初めの方は彼が得意とする「周りに流される男」を上手く演じている。だが後半での正義の怒りに燃えたジェイクが特に素晴らしい。皮肉にも彼はアロンゾが初めに言っていた「狼を倒せるのは狼だけ」という言葉を証明してしまう。その矛盾がこの映画をただの勧善懲悪を描いた作品に終わらせていない。
 決して後味は良くないが、たまには「悪」に浸ってみるのもいいのではないだろうか。

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