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2012/01/30 (Mon) シン・レッド・ライン(家で鑑賞)

シン・レッド・ライン

監督 テレンス・マリック
出演 ジム・カヴィーゼル
   ショーン・ペン
   エイドリアン・ブロディ

あらすじ
 1942年、ソロモン諸島。アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。ウィット二等兵やウェルシュ曹長をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加、彼らを乗せた上陸用舟艇は美しい南洋の孤島に次々と上陸していく。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場であった……。

評価 5点5点中)

レビュー
 テレンス・マリックによる作品で見たのはこれが2つ目だ。今回は第二次世界大戦のガダルカナル戦を舞台としている。しかしテーマは同じ。「家族」の愛と争いだ。
 まず目を奪われるのはガダルカナルの美しい風景。とうてい、これから戦地になるとは思えないほど息を呑む映像が映し出される。だが期待は過ぎに裏切られる。兵士達が草むらに潜伏する中、突如として静けさを爆音が切り裂く。そして銃撃戦が始まり兵士達は次々と血を流し、倒れていく。美しさと醜さを対比させて、映画は一定のテンポを保ちながら進んでいく。
 他の戦争映画よりも人物描写は深くない。兵士達が死んでいくときも悲しみの感情は最後まで盛り上がらない。そこにあるのは戦争の悲惨さ、ただそれだけだ。どれだけ敵の陣地を攻略し、敵兵を射殺し、捕虜を増やしても喜びなんて感情はない。仲間を殺された憎しみをぶつけるしかないのだ。それも戦争という形式化された敵対関係の中での話。
 劇中で登場人物らが何度かナレーションも兼ねる。「なぜ私たちは争い続けるのか。」元はといえば同じ人間同士なのになぜこのガダルカナルで殺し合いをしているのか。戦争の原因などは一切描かれず、戦地での兵士の生き様が生々しく描かれる。「シン・レッド・ライン」の主人公は一人一人の兵士ではない。1隊としての兵士、「人間」としての兵士なのだ。これこそ「ツリー・オブ・ライフ」にも通ずる「家族」だ。
 戦争という出来事をこの映画は描き切れていない。その代わりにそこでわき起こる悲しみや憎しみ、そして友情はすべてここに凝縮されている。テレンス・マリックならではの「戦争」だ。

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