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2012/03/13 (Tue) 人生はビギナーズ(映画館で鑑賞)

人生はビギナーズ

監督 マイク・ミルズ
出演 ユアン・マクレガー
   クリストファー・プラマー
   メラニー・ロラン

あらすじ
 38歳独身で奥手なオリバーは、母に先立たれ5年がたったある日、ガンの宣告を受けた父からゲイであることをカミングアウトされる。衝撃を受けたオリバーは事実をなかなか受け止められず臆病になってしまい、運命的な出会いを果たした女性アナとの関係も自ら終わらせてしまう。しかし、真実を告白した父は残された人生を謳歌し、その姿を見たオリバーは自分の気持ちに正直に生きることを学んでいく。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 一見、よくあるヒューマンドラマに見えるかもしれないがこの映画はひと味違う。オリバーの父親が死ぬ前と死んだ後の時間を交差させながら物語は進んでいく。さらにはオリバーの子供時代までが盛り込まれているから少々面食らうかもしれない。登場人物の多くは自らの内面を語っていながら、実は自らを完璧にさらけ出してもいない。だが「ビギナーズ」は紛れもなく感動的な映画なのだ。
 オリバーはデザイナーの仕事をしている。そのためそれらの絵には彼の感情が戯画化される。他にも劇中には様々な感情や出来事が「目に見える形」で登場する。これらをコラージュした場面は抑制されたオリバーの感情が込められていて、とても印象的だ。しかしなぜ彼が悲しむのか、なぜアナと上手くいかないのかは具体的には描かれない。
 死を目前にした父親とオリバーの会話シーンは胸を打つ。オリバーと違い自らをさらけ出し自由に生きる父親を演じるクリストファー・プラマーは絶妙で、楽しいようでどこか哀愁を漂わせる。彼はゲイであるが故に、自分の妻を「最愛の者」として愛することは出来なかった。そして息子とことも。だが妻が死んでから、カミングアウトをすることで第二の人生を謳歌することになる。それはわずかな日だが彼は紛れもなく幸福であったろう。
 そんな父親を思い出しながらアナとの関係をオリバーは見つめ直す。自分が求めるものは何であるか。ひとつひとつのエピソードを通してオリバーの複雑な感情を少しずつ明らかにしていく。あまりにも感情面を丁寧に描こうとしすぎるあまり整理がつかなくなるときも多々ある。だが抑えられた登場人物の心に触れるたびに感動する。
 映像も素晴らしく、監督の知的なセンスがこの映画の質をグッと高めている。笑えるシーンが多いことにより全体的なトーンも暗くならずに済んでいる。現代的なウィットにあふれた味付け、素晴らしいキャラクターに心を揺さぶられることは間違いないだろう。
 文面にすると一気に感動が薄れてしまう。だから少しでも見てみたいと思った方は是非劇場へ。

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