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2012/03/27 (Tue) パンチドランク・ラブ(家で鑑賞)

パンチドランク・ラブ

監督 ポール・トーマス・アンダーソン
出演 アダム・サンドラー
   エミリー・ワトソン
   フィリップ・シーモア・ホフマン

あらすじ
 ロサンゼルスでバリー・イーガンは、相棒のランスと共に倉庫街でトイレの吸盤棒を販売している。突然キレたり泣き出したりと、精神に問題を抱える彼の最近の関心事は、食品会社のマイレージ特典を集めること。そんなバリーはある日出社すると、隣の修理屋へ車を預けにきたという女性リナと出会う。実は彼女はバリーの姉の同僚で、バリーの写真を見て一目惚れしてしまい、車の修理を口実に様子を見に来たのだった。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 アダム・サンドラーが主演する映画なんて正直言って駄作しか思いつかない。それもよほど暇じゃなかったら絶対に見ない部類の映画ばかりだ。だがこの映画は違う。なにしろ監督がポール・トーマス・アンダーソンなのだから。
 パンチドランク・ラブ。いわゆる「一目惚れ」のことだ。主人公バリーのパンチドランク・ラブを描いた作品なのだが,ここまで的確に「一目惚れ」を描いたものは無い。物語のはじめ,うだつの上がらない生活を送るバリーをとらえるカメラは動きが緩慢で,全体的に暗い色感になっている。BGMも難しいサウンドだ。これらはすべてリナに出会う前のバリーの混乱した心を描いている。つまりそれとは対照的に出会った後の彼を映し出す時はカメラワークもスピーディーに,BGMもフワフワした恋の音楽になっている。
 一見あらすじだけ見るとよくあるラブコメに見えるが,この徹底した「主人公だけを描く」ことにより新しい映画を生み出すことに成功している。その反面,バリーは情緒不安定なところがあるせいで衝撃的なほど心を打つシーンもある代わりに,妙に幼稚なシーンも多い。
 しかしそんなバリーにアダム・サンドラーは未だかつて見せたことの無い演技力でなりきっている。彼以外に誰がバリーを演じられるだろうか。鬱憤を抱え,不安に苛まされている内気な人間を暗すぎず,ユーモラスに演じきっている。他のキャラクターの厚みが無い分,主人公を演じる役者にかかるプレッシャーは大きい。だからこの映画を忘れがたいものにしたのは監督の力量もあるが,やはりアダム・サンドラーの名演のおかげだろう。
 こんな映画は見たことが無いが,絶対に満足できるだろう。PTA監督の中では目立たない方だが,ぜひとも見てほしい。

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