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2012/04/29 (Sun) アーティスト(映画館で鑑賞)

アーティスト

監督 ミシェル・アザナビシウス
出演 ジャン・デュジャルダン
   ベレニス・ベジョ
   ジョン・グッドマン

あらすじ
 1927年のハリウッド。スター俳優のジョージ・バレンタインは若い端役女優のペピー・ミラーを見初めてスターへと導くが、折しも映画産業は無声からトーキーのへの移行期。無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で、ペピーはスターダムを駆け上がっていく。

評価 5点5点中)

レビュー
 今年度アカデミー賞作品賞受賞作である。全編モノクロでほとんどサイレントで構成されていることが話題となったが、実際の出来はどうだったのか。先に言ってしまおう。文句なしに最高だ。
 まず俳優陣の演技が見事だ。どんな脇役でもまさにイメージ通りなのだが、ジョージ・バレンタイン役のデュジャルダンが誰よりも素晴らしい。登場したそのときから往年のハリウッドスターらしく、いかにも「スター」然としている。燕尾服を誰よりも完璧に着こなし、その笑顔は自信に満ちあふれている。デュジャルダン以外の40代にこの役をやらせても、まったくフィットしないだろう。善良そうでありながら、プライドは人一倍高く、最高に笑えるのにどこか哀愁が漂う。なかなか演じきれる物ではない。しかも今回はほとんどサイレントと来たものだ。観客は演技だけを見るから普段よりも高い能力を要求されるのに、それをそつなくこなしている。象徴的なのは彼が見せる「笑顔」だろう。スターだった頃の彼が見せる喜びの「笑顔」と落ちぶれてしまった後の悲しそうな「笑顔」。まったく同じなのに、見ている観客は彼が何を思っているか一目瞭然。どれほどの演技力か分かるだろう。
 そして脚本と演出。ストーリーはサイレント期のハリウッドにオマージュを捧げているためか、至極ストレートに仕上がっている。別にそれが悪いわけではない。むしろそのおかげでこの映画はより心に響くものになったのだ。さらに
一ひねり効いた演出が花を添える。先ほどから「ほとんど」サイレントだと言っているが、実際所々は音が入っているのだ。是非劇場で見て欲しいので直接は言わないが、ほぼ無音であるがために少しでも音が入ると余計にドキッとする。それがそのままジョージ・バレンタインの不安につながっていく。
 一つ一つの演出に全く無駄が無く、すべてが意味のあるものなのだ。そして最後にジョージとペピーが見せるダンスシーンは圧巻の出来映えだ。すべての映画に敬意を捧げた最高のハッピーエンドを見たとき、感動があふれ出し心の底から拍手を送りたくなる。
 これこそが「映画」なのだ。

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