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2012/07/15 (Sun) きっと ここが帰る場所(映画館で鑑賞)

きっと ここが帰る場所

監督 パオロ・ソレンティーノ
出演 ショーン・ペン
   フランシス・マクドーマンド
   ジャド・ハーシュ

あらすじ
 人気絶頂の最中に表舞台を去り、アイルランド・ダブリンの広大な邸宅で穏やかな日々を過ごしていたロックスターのシャイアンのもとに、故郷アメリカから30年以上も会っていない父親が危篤との報せが届く。飛行機嫌いなシャイアンは船でニューヨークに戻るが臨終には間に合わず、ユダヤ人だった父が元ナチス親衛隊の男を探していたことを知ると、父にかわって男を探す旅に出る。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 この映画を支えるものは3つある。
 まずショーン・ペンの演技力。この大人になりきれないおかしな元ロックスターを演じられるのは彼だけだろう。序盤でシャイアンが変な笑い声を出したときから、観客は彼の虜だ。会話をしていてもボソボソと喋っているかと思えば急に大声を出す。その(いろんな意味で)スレスレの演技が映画の要となっている。シャイアンの混乱した感情をここまで丁寧に演じきるとは。一つ一つの表情や動きすべてに心が動く。あまりにも丁寧すぎて、人によっては感情移入できなくてつまらなく思うかもしれない。だが私はこれほどまでに魅力的なキャラクターを見たことがない。
 2つめは脚本とカメラワーク。疎遠だった父親が長年追い続けていた元ナチス親衛隊の男を探しに行くという重いテーマを、見事に調理している。シャイアンという喜びと怒りを兼ね備えたキャラクターともフィットして、明るさと暗さが絶妙に混じり合った見事な構成を作り上げた。そこにひと味加えるのがワイドレンジを多用したカメラワーク。妙に広々とした画面の中にシャイアンが一人たたずんでいる。美しくも悲しい映像だ。これらの入り交じった両極端の感情がこの映画の最大の魅力だろう。
 そして最後にトーキング・ヘッズの"This Must Be the Place"。デイヴィッド・バーン本人にもよる様々なアレンジを施したこの曲が物語のリズムを成している。感動的な歌詞も見事にストーリーとマッチしている。なによりシャイアンの内なる言葉をそのまま曲にしたかのような素晴らしいメロディが感動を誘う。デイヴィッド・バーンのライブシーンがなにげにこの映画の見せ場であることもミソである。
 とにもかくにも、とりあえず映画館へ行ってこの映画を見て欲しい。言葉では伝えきれない様々な感動が「きっと ここが帰る場所」にはある。そして老いたロックスターの奇妙な道中に夢中になって欲しい。

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