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2012/10/14 (Sun) アウトレイジ(家で鑑賞)

アウトレイジ

監督 北野武
出演 ビートたけし
   椎名桔平
   加瀬亮

あらすじ
 巨大暴力団・山王会の関内会長は、傘下の池元組が麻薬を扱う村瀬組と親密になっていることを快く思っていなかった。そこで池元に対して「村瀬を締めろ」と命令をする。兄弟分の村瀬に手を出せない池元は、配下の大友組に村瀬組を締めることを命令する。池元の二枚舌、山王会の思惑に翻弄されながらも、大友組は村瀬組を締めることに成功し、村瀬組は解散するが・・・。

評価 4.5点(5点中)

レビュー
 北野武お得意のヤクザ映画である。この映画が公開されたとき、実は見損ねていたので続編公開を機に鑑賞してみた。
 正直に言おう。私は裏の世界の映画が大好きだ。チンピラが恐喝し、ヤクザが罵倒し、たけしが拳銃をぶっ放したらそれで満足だ。もうこれ以上書くことはない。

 というわけにはいかないので、まず欠点から挙げていこう。ストーリーの整合性そのものは一応取れていると思う。少なくとも鑑賞中は気にならなかった。しかしリアリティに関しては問題があるだろう。大使館に裏カジノを作るエピソードは、「噂」ではあるもののよく言われている話である。だがそこに絡む大使、ヤクザの会話があまりにも非現実的で滑稽なのだ。大使が日本語を話していると「お前はボビー・オロゴンか」って突っ込みたくなる。加瀬亮が英語を使うのは許せるとしても、他のヤクザが英語を話したときは見ていられなかった。せっかくの緊迫感がこれで全部台無しになる(といってもすぐに取り戻すが)。
 すぐに拳銃を取り出すのもいただけない。血がほとばしり、硝煙が吹き出た方が確かに画面が映える。だがここはアメリカじゃない。現代の日本だ。あんなに短期間で何人も、それも結構な人数を日中に殺したら、全国ニュースになること間違いない。実際博多などで手榴弾が爆発するヤクザがらみの事件はあるが、まず有り得ない。しかも東京だ。殺しは控えめに、銃を使わず、夜間に行うことをオススメする(と言いつつ、終盤の大友組の組員を殺害するシーンはお気に入りだったりする)。
 メインキャスト以外の演技が素人臭いのも目につく。チンピラやヤクザの情婦は特に酷い。映画館で上映する「映画」が、早くの彼らが口を開いた瞬間Vシネマに様変わりする。
 だがそのメインキャストが選りすぐりの俳優だから、どことなく歪んだユーモアを漂わせつつ、迫力も抜群だ。そして、会話のシーンがやはり際立っている。いつキレるか分からないような連中ばかりが集まるとき、画面には恐怖感にも似た緊張があふれている。ビートたけし自身、演技そのものは他の役者に劣るが、目の動きは完璧だ。身勝手な上層部に苛立ちを覚える大友の目つきを見ただけで、彼の複雑な心境が伝わってくる。
 変わりつつある時代の波を捉えたところも、ヤクザ映画を作ってきた北野武らしい。大友組は基本昔ながらのヤクザ気質で、どことなく憎めない。その中で加瀬亮が演じる石原は妙に現代的な手法で金を稼ぐ。いわゆるシャブの売買や、裏カジノ、株取引だ。明らかに大友組に溶け込めてない彼が徐々に力をつけていくのも、時代の流れだろう。それに反し、大友は窮地に追い込まれ、指を詰めても「今どきこんな事をしても一銭にもならない」と一蹴される。このとき彼はほとんど喋らないのだが、その姿には哀愁が漂っている。この裏世界の世代交代が続編では(予告編を見る限り)存分に生かされている。
 人によっては殺害シーンの連続に嫌悪感を抱くかもしれない。それに結末はあまりにもあっさりとしていて拍子抜けする。だが私はこの映画を心から楽しめた。今の日本映画にも「できの良い娯楽作品」はある。そう分かっただけでも儲け物だろう。

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