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2013/04/01 (Mon) シュガーマン 奇跡に愛された男(映画館で鑑賞)

シュガーマン 奇跡に愛された男

原題   Searching for Sugar Man
公開   2012年
上映時間 86分
製作国  スウェーデン・イギリス

監督   マリク・ベンジェルール
製作   マリク・ベンジェルール/サイモン・チン
撮影   マリク・ベンジェルール


あらすじ
 無名だった“はず”のシンガーソングライター、ロドリゲスの数奇な運命をひも解くドキュメンタリー。1970年、著名な音楽プロデューサーに見出され、アメリカでメジャーデビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。2枚のアルバムをリリースし、一部で高い評価を得るもののアルバムはまったく売れず、そのまま音楽シーンから姿を消す。しかし70年代後半、ロドリゲスのアルバムはアパルトヘイト時代の南アフリカへ渡り、「シュガーマン」をはじめとする楽曲が、抵抗運動を続けていたリベラル派の若者たちから熱狂的に支持されていた。





評価:5点5点中)


レビュー
 ロドリゲスというミュージシャンを知っているだろうか。おそらくこの映画のことを見るまでは誰も知らないはずだ。だが「シュガーマン」を見た後なら、彼のことを忘れることはない。

 このドキュメンタリーが異質なのは、多くのインタビューが個人の感情から語られている点だ。誰もロドリゲスの行方を知らず、生死すらも分かっていない。それなのに全員が口をそろえてこう言うのだ。「ロドリゲスほど素晴らしいミュージシャンはいない」
 前半でロドリゲス自身が姿を見せることはないのに、彼へ興味を抱かずにはいられない。関係者の証言から彼の人物像を少しずつ特定していき、「どれほど素晴らしいのか」と期待させる手法は見事だ。それに観客もこの“捜索”に参加する形となり、真実に迫っていく過程はさながらミステリーものの様でもある(サセックスの元社長との会話シーンにはハラハラさせられる)。
 

 そしてこの姿を現さない彼の影響力の強さも思い知ることとなる。南アフリカを動かすきっかけになった人物だ。自分の映画を見ている人間に何もしないはずがない。この時点で観客はロドリゲスの魅力にすっかり魅了されているのだ(しつこいようだが、彼は登場していない)。
 そして物語の中盤、彼はついに登場!!…するのだが、変な格好をしたおじさんである。しかし彼が普通の人間とはまったく異なる人物であることは一目見て分かる。口では説明できないが、「オーラが違う」のだ。肉体労働に従事していながら、どこか知的で洗練された雰囲気がある。そして何より、今でも音楽の才能は衰えていない。
 南アフリカのファンたちは彼のことを語りだすと止まらなくなるが、その気持ちも分かる気がする。これほどの才能を有していながら、本国ではまったく脚光を浴びず、反対に異国では大ヒット。だがその存在は不明だった人物など歴史上にもそういないだろう。

 こうやって文面にしても「シュガーマン」の魅力は伝わり切らない。スリリングな構成、敬意のこもった語り口、そしてロドリゲスの存在感は実際目にしないと分からない。そんな映画に、一度聞いたら忘れられない曲が合わさったら?最高なのに決まっているだろう。

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