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2015/01/01 (Thu) ゾディアック(劇場公開版)

ゾディアック


原題   Zodiac
公開   2007年
上映時間 158分
製作国  アメリカ

監督   デヴィッド・フィンチャー
脚本   ジェームズ・ヴァンダービルト
原作   ロバート・グレイスミス『ゾディアック(原題:Zodiac)』

出演   ジェイク・ジレンホール
     マーク・ラファロ
     ロバート・ダウニー・Jr


あらすじ
 全米を震撼させた「ゾディアック事件」という実際の事件を映画化。1969年より「ゾディアック」と名乗る男による殺人がサンフランシスコで頻発し、さらにその人物は事件に関連した手紙を新聞社に送りつけてきた。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポールと同僚の風刺漫画家ロバートは事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。





鑑賞日  1月1日
場所   家
評価   4.5点

レビュー
 あの「ダーティハリー」の犯人、スコーピオンのモデルともなった実在の事件ゾディアックの映画化である。この時、デヴィッド・フィンチャーは5年ぶりの監督作品であったというが、心配するどころか、「よくできたB級映画の監督」から遥かに進化して戻ってきたようだ。

 連続殺人という残虐な事件をモチーフにしていながら派手さは無く、映画のトーンはむしろ冷静さを極めている。残酷な場面もいくつかあるが、“ゾディアック”が起こした60年代後半から70年代前半までの事件以外はむしろ頭脳戦をメインに描いているところは英断である。これ以前の監督なら、インパクト重視でより生々しく映し出したところだろう。

 脚本においても、非常に組み立てが難しかっただろう。「未解決」であることが分かっている以上、通常のミステリー・サスペンス映画で得られるクライマックスのカタルシスは望めないだろう。では、映画として成立させるにはどうすればいいのか。選ばれた要素は事件の衝撃性よりも、「犯人が不明である」という不気味な事実、そして「ゾディアック」に取り憑かれていく周囲の人間の狂気であった。
 それを支えるのはもちろん役者たち、特にジェイク・ジレンホールとマーク・ラファロは出色の演技だ。ロバート・ダウニー・Jrもなかなか達者だが、彼のいつものキャラクター(というより、低迷期の自分自身)を演じていて良くも悪くも一定している。
 それに対し、ジレンホールとラファロは抑制された演技ながらも、内に秘める「ゾディアック」究明への渇望をはっきりと体現している。ラファロは刑事としての正義感か、それとも犯人への怒りなのか、他の刑事が捜査を降りても執念深い調査を続けていた。時折冗談を挟みつつも、どんな時でも事件のことが頭を離れず、目は常に血走っている。これを狂気と言わずしてなんと言おうか。
 だが真の主役であるジレンホールが活躍するのは彼とは反対に後半である。前半部での彼はパズル好きの奇妙なオタクであり、「ゾディアック」の“ファン”の一人でしかない。いつでも犯人の暗号文を持ち歩いている時点で狂気じみているが、後半の変わりぶりに比べればまだマシである。部屋で一人、「ゾディアック事件」に関する山のような資料を漁り、誰の利益になるかもわからない事件を解明しようとするのだ。
 狂気は狂気でしか迎え撃つことができない。それに耐えられないものは、ロバート・ダウニー・Jrが演じたライターのような末路にたどり着くことになる。答えのない問題に対して、一つの回答を提示したこの映画は新しいミステリーを指し示した。

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