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2017/09/04 (Mon) ターミネーター2

terminator2.jpg


原題    Terminator 2: Judgment Day
公開    1991年
上映時間  137分
製作国   アメリカ

監督    ジェームズ・キャメロン
脚本    ジェームズ・キャメロン/ウィリアム・ウィッシャー

出演    アーノルド・シュワルツェネッガー
      リンダ・ハミルトン
      エドワード・ファーロング


あらすじ
 サラ・コナーと未来から来た兵士カイルの活躍により、殺人サイボーグ「ターミネーター」の危機は去ったかに思われた。しかし10年後、不良少年として非行にに明け暮れていたサラの息子ジョンの前に、以前と同じ姿をしたサイボーグT-800が再び姿を表す。だが今回は未来のジョン自身によって味方として、新型ターミネーターT-1000の魔の手から子供のジョンを守るためにやって来たのである。





鑑賞日   17年9月1日
鑑賞方法  映画館
評価    4.5点


レビュー
 この映画を見るたびに、金曜ロードショーやらレンタルやらで幾度となくハラハラした思い出が浮かび上がります。それほど、個人的には思い入れの深い作品で、きっと多くの人にとっても同じような思いが募る映画ではないでしょうか。

 前作がB級スリラーの形をした、奇跡のようなSF作品なのに対し、こちらは予算をふんだんに使った見事なまでのSFアクション大作に仕上がっています。その恩恵は至る所から伺い知ることができ、かの有名な液体金属で構成されたT-1000の描写やT-800の特殊メイクまで、微々たるところも含めてパワーアップしています。また当時はCGの作成に多額の予算が必要だったためいくつかの部分は古き良きアニマトロニクスで作られていますが、それが戦いの生々しさや臨場感に拍車をかけていて、今のアクションでは見られない迫力を生み出しているとも言えます。

 今回鑑賞した3Dバージョンについては、長短両面あります。昨今のタイタニックなどの3D化同様、比較的丁寧に変換が行われているので、映像に自然な奥行きが生まれ、監督のヴィジョンに沿って各構図がいかに計算されて出来上がっているものかよく分かります。また題材がそもそも3D向きであることは明らかなので、25年ほど前の作品にもかかわらず失われていないスリルがそこにあるのです。ただやはり映像のリマスタリングも行われたせいか(もしくはCGIの発達によるものか)、当時最先端でも今の目から見ればチープさが否めないのも否定できません。もちろん、それはそれで程よいノスタルジーを生み出しているので一概に悪いものとは言えませんが。

 映画自体の内容に言及すると、アクション映画としての組み立てはほぼ完璧に近い仕上がりになっています。ターミネーターたちの正体が判明するショッピングモールでの緊迫感溢れる銃撃戦から、バイクと巨大トラックのカーチェイスが行われるド派手な場面まで、シーンごとのメリハリがはっきり付いていて、この映画において観客が飽きるということはまずあり得ないでしょう。
 前作では敵役だったT-800が味方になるという『ターミネーター2』を象徴する物語上のパーツも、ただの冒頭のどんでん返しに終わらず、登場人物同士の関係性を深める上での重要な要素の一つとなっている点も見事です。「ヒットしたから続編を作る」という必要性を感じない多くの続編映画とは異なり、世界観を広げ各々の役割について理解を深める助けになっているので、ある意味では『ターミネーター』シリーズにおいては最重要作品とも言えるのではないでしょうか。(そのターミネーター自体が不要な続編群に塗れてしまったのは皮肉という外ありませんが。)

 技術が上がった分、暴力描写もまたパワーアップしていますが、全体のトーンは逆により子供向けになったと言えるでしょう。主人公に少年のジョン・コナーを据えることで、あくまでスリラー映画として成立していた前作では成し得なかった、親子の愛情や機械に芽生える心など、共感しやすいハートフルな側面がフィーチャーされています。これについては正直なところ賛否両論あるかもしれません。いかにも80年代後半〜90年代前半にありがちなティーン向け映画のような馬鹿げた掛け合いもいくつか見受けられますし、何より殺人サイボーグとしての一種のカリスマ性を発揮していたターミネーターが不器用な笑顔を見せることにがっかりすることもあるでしょう。
 それでもなお、この映画が提示したテーマはただのSFアクションという枠組みを超え、それ以降のジャンルにおけるマイルストーンになったことは間違いありません。またシュワルツェネッガーが大幅にレベルアップした演技力で意外にもチャーミングなターミネーターを見せてくれるため、いくら前作の無骨なサイボーグが好みであっても、結局は『ターミネーター2』でのT-800も愛さずにはいられないのです。これ以降お決まりとなっていくセリフやスタイルが明確に確立された点も、映画史に残る作品としての象徴的な部分なのです。

 俳優陣の演技も申し分なく、アクションとしての出来も最高。少年時代に誰もが胸を高鳴らせた数々の展開を目にすれば、誰もこの映画を嫌いになることなどできるはずがありません。

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