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2018/04/16 (Mon) 犬の生活

a_dogs_life.jpg


原題   A Dog's Life
公開   1918年
上映時間 33分
製作国  アメリカ

監督   チャーリー・チャップリン
脚本   チャーリー・チャップリン

出演   チャーリー・チャップリン
     エドナ・パーヴァイアンス
     シドニー・チャップリン


あらすじ
 失業している主人公は寒空の下で寝るのに耐えきれず、仕事を探すことに。しかし枠からあぶれてしまい意気消沈していると、野良犬にいじめられている一匹の犬を見つける。





鑑賞日  18年4月10日
鑑賞方法 DVD
評価   4点


レビュー
 「チャップリン」と聞いた時に多くの人がイメージするでしょう、ブカブカの服を着て山高帽を被ったちょび髭の男。その“The Little Tramp(小さな放浪者)”のキャラクター性が確立された作品と言われています。それまではチャップリンが演じる数々の人物のうちの一人に過ぎなかったこの男がなぜサイレント喜劇の象徴にまでなったのでしょうか。

 何よりも目を引くのはしっかりと決められた舞台設定。主人公が住む路地は、今と比べると多いとは言えない数のセットで構成されているのに過ぎないのに、妙な生々しさを感じさせます。序盤の乱暴な警察官や職業安定所に殺到する失業者など、それだけを切り取ってしまうと決してお気楽とは言えない背景まで見えてきます。チャップリンはあくまで画面の向こう側の話であったコメディ映画を、見ている人間にとっては残酷とも言えるリアリティで再設計したのです。彼の持ち味である喜びと悲しみの絶妙なバランスはこの時から確立されたのでしょう。

 その後の展開は、もちろん現代の人間が見て大笑いできるものがあるとは言いませんが、それでもクスリと微笑んでしまうようなドタバタが一種の様式美として続いていきます。社会のはみ出しものの1人と1匹が巻き起こす騒動は、本物の野良犬を連れてきて撮影したとは思えないほど素晴らしいコンビネーションの元、観客の目の前に次から次へと展開されていくのです。実際、こういった一連のシーンにおける撮影手法の一つ一つは今でもコント番組などで多用されるものばかりで、コメディの定型句がこの映画にあることを改めて実感させられます。

 しかし何と言っても、主人公の放浪者がヒーローとして描かれている点が最も重要なターニング・ポイントでしょう。自らが社会的には強いと言える人間では無いにも関わらず、抑圧された人々の(無意識的にではあるが)力になっていくというストーリーにおける構図は、この後もチャップリンの映画のメインテーマとなっていきます。それもただ一辺倒のヒロイズムに走るのではなく、どこか情けなくも、持たざる者であるがゆえの愛を持ってヒロインを救うというポイントに見る人は感動させられるのです。
 チャップリンの黄金期の到来を感じさせる記念碑的作品です。

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